現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年12月30日のデイリーキーワードランキング
1 | 水脈の果て炎天の墓碑を置きて去る |
2 | せきをしてもひとり |
3 | 銀行員等朝より蛍光す烏賊のごとく |
4 | お数珠袋にどんぐり一つ忌を修す |
5 | じゃんけんで負けて螢に生れたの |
6 | 朝はじまる海へ突込む鴎の死 |
7 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
8 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
9 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
10 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
11 | いなびかり北よりすれば北を見る |
12 | 花愛づる人にも男時女時かな |
13 | 渋紙をのばして祖母の日は佳けれ |
14 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
15 | うしろ姿の時雨てゆくか |
16 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
17 | 生きるとは海月浮くこと即是空 |
18 | 鍬打つて涼しき土となりにけり |
19 | 木の卓にレモンまろべりほととぎす |
20 | みづうみのみなとのなつのみじかけれ |
21 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
22 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
23 | 実朝の海あをあをと初桜 |
24 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
25 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
26 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
27 | 傘さして都をどりの篝守 |
28 | まつ青な蘆の中から祭の子 |
29 | また一つ風の中より除夜の鐘 |
30 | 終戦日両手は乳房いだくもの |
31 | 一行の添え書に見る年賀状 |
32 | 秋雲やふるさとで売る同人誌 |
33 | 大落暉今に点火の枯すすき |
34 | 彎曲し火傷し爆心地のマラソン |
35 | 夏芝居監持某出てすぐ死 |
36 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
37 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
38 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
39 | 牡丹百二百三百門一つ |
40 | 卒業のあとの四五日雨催い |
41 | 忌を修す本堂脇のこぼれ萩 |
42 | 俳人は死顔佳けれ雪の家 |
43 | 一点の橇一線の橇の道 |
44 | 生れし地で死ねる幸せ燕来る |
45 | 寒梅にうなづきながら老夫婦 |
46 | ほほひげは男の仮面葱坊主 |
47 | どんぐりの虫穴謀叛こそ正義 |
48 | 月に棄つ花瓶の水の青みどろ |
49 | 十六夜や渚のふたり動かざり |
50 | 稲妻や生血したたるつるし熊 |
2025年8月27日 20時16分更新(随時更新中)