現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年1月7日のデイリーキーワードランキング
1 | 祈るべき天とおもえど天の病む |
2 | 遠き日の男根なぶる葉月潮 |
3 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
4 | 我を見て舌を出したる大蜥蜴 |
5 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
6 | 寒鯉の一擲したる力かな |
7 | 去年今年貫く棒の如きもの |
8 | 初暦知らぬ月日は美しく |
9 | 蝉時雨子は担送車に追ひつけず |
10 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
11 | 良妻にあらまほしけれ大くさめ |
12 | 溢れ差す朝の目薬寒の入り |
13 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
14 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
15 | むかしより舌はかなしく寒九郎 |
16 | ひとり言聞く人のゐし松の内 |
17 | 鈍鳥や藁一本を抱き寝して |
18 | 寒卵どの曲線もかへりくる |
19 | 七草粥母の頬張る艶を見る |
20 | 日本がここに集る初詣 |
21 | ペタル踏む耳から寒に入りにけり |
22 | 暗闇の眼玉濡らさず泳ぐなり |
23 | 兎も片耳垂るる大暑かな |
24 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
25 | 転倒をあいさつとして遠雪嶺 |
26 | ゆきふるといひしばかりの人しづか |
27 | 中年や遠くみのれる夜の桃 |
28 | 芋の露連山影を正しうす |
29 | 冬の日の海に没る音をきかんとす |
30 | 月光旅館/開けても開けてもドアがある |
31 | 蝉時雨子は擔送車に追ひつけず |
32 | 冬木の芽はだしでかけるうさぎ組 |
33 | 山深く睦月の仏送りけり |
34 | 大年の法然院に笹子ゐる |
35 | 七草の緑違えてラグビーボール |
36 | 早梅や海売るための拇印捺す |
37 | 年酒して獅子身中の虫酔はす |
38 | 空をはさむ蟹死にをるや雲の峰 |
39 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
40 | 分け入つても分け入つても青い山 |
41 | ふるさとは海に溺れよ茜雲 |
42 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
43 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
44 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
45 | 人日や曇りがちなる床柱 |
46 | 師も父も夫もおとこ初霞 |
47 | 姫はじめ以後やっかいな美学かな |
48 | コスモスなどやさしく吹けど死ねないよ |
49 | 白山に初荷ひらくを見られいし |
50 | 金粉をこぼして火蛾やすさまじき |
2025年8月29日 02時09分更新(随時更新中)