現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2023年4月17日のデイリーキーワードランキング
1 | 七十路や新しき事弥生道 |
2 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
3 | 塚ひとつ包むがごとくつつじ燃ゆ |
4 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
5 | 十六夜の竹ほのめくにをはりけり |
6 | 菜の花を束ね野に売る紙値札 |
7 | そもそものはじめは紺の絣かな |
8 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
9 | そろそろという時があり青梅落つ |
10 | ホイップの角立ちあがる薔薇の昼 |
11 | うりずんのたてがみ青くあおく梳く |
12 | 湯上りや熟柿一つを吸ひて足る |
13 | 目つむれば声なき声の草茂る |
14 | 炎天より僧ひとり乗り岐阜羽島 |
15 | 暗く暑く大群集と花火待つ |
16 | 雀の子一尺とんでひとつとや |
17 | 綱長き犬のふり向く枯れ木立 |
18 | 見えざれば霧の中では霧を見る |
19 | 春の野へ乗って行こうか縄電車 |
20 | 白鳥といふ一巨花を水に置く |
21 | 道のべに阿波の遍路の墓あはれ |
22 | 白樺を幽かに霧のゆく音か |
23 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
24 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
25 | たんぽぽと小声で言ひてみて一人 |
26 | 和布刈る神の五百段ぬれてくらし |
27 | 死ぬ母に雪の兆しを告げにゆき |
28 | あ初蝶こゑてふてふを追ひにけり |
29 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
30 | 縦向きに硬貨差し込む涼しさよ |
31 | たんぽぽや一天玉の如くなり |
32 | 花楓紺紙金泥経くらきかも |
33 | 一日もの云はず蝶の影さす |
34 | 一鷹を生む山風や蕨伸ぶ |
35 | 冬来れば大根を煮るたのしさあり |
36 | 月光にぶつかつて行く山路かな |
37 | 今生の狂ひが足らず秋螢 |
38 | どれも口美し晩夏のジャズ一団 |
39 | ポストまで歩けば二分走れば春 |
40 | やつぱり一人はさみしい枯草 |
41 | 添乳の痛みをいまに椿の夜 |
42 | とうすみの掴まんとして風の草 |
43 | 菜の花といふ平凡を愛しけり |
44 | 大いなる籠を探せり冬の鵙 |
45 | 風鳴りに髪は後れて生つづく |
46 | 林檎の木ゆさぶりやまず逢いたきとき |
47 | 今年竹空をたのしみはじめけり |
48 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
49 | 春暑し空席のない縄電車 |
50 | うらうらと富士を間近に冬の蝶 |
2025年9月2日 18時51分更新(随時更新中)