現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2019年3月31日のデイリーキーワードランキング
1 | 妻抱かな春昼の砂利踏みて帰る |
2 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
3 | 妻二タ夜あらず二タ夜の天の川 |
4 | 炎中の大都市鈍き楕円形 |
5 | 結び目のすんなり解けし花菜風 |
6 | 舟影に芥をはこび鯊の潮 |
7 | 月一輪凍湖一輪光あふ |
8 | 神のかげあり大寒の臼・刃物 |
9 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
10 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
11 | 穀雨かな世の一隅に安らぎて |
12 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
13 | 熟れすぎし石榴あらわに実をさらす |
14 | 夕暮れの螢袋を出ておいで |
15 | くもの糸一すぢよぎる百合の前 |
16 | 昭和衰へ馬の音する夕かな |
17 | 酔漢の睡りの中も飛花落花 |
18 | 葛飾の月の田圃を終列車 |
19 | 戦中の半鐘吊るし霧の村 |
20 | 畑鯔てふ方言の佳かりけり |
21 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
22 | つまみたる夏蝶トランプの厚さ |
23 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
24 | あめっこ市林火に買いたき咳あめも |
25 | 真夜中が高圧塔の下通る |
26 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
27 | 松脂まで蛇捲きからむ春の午砲 |
28 | 元日や手を洗ひをる夕ごころ |
29 | 初蝶の舌のふるえを盗む水 |
30 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
31 | 某は案山子にて候雀どの |
32 | 鉤裂きのように白梅咲きました |
33 | ゆらぎ見ゆ百の椿が三百に |
34 | 柊の花一本の香りかな |
35 | せきをしてもひとり |
36 | 蚯蚓なくあたりへこごみあるきする |
37 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
38 | 五月来る朝日半円に土管の影 |
39 | 枯れゆけばおのれ光りぬ枯木みな |
40 | 見ることも松の手入でありしかな |
41 | 人形町亀の鳴く日のありにけり |
42 | 土の音松にのぼりぬ春の暮 |
43 | 向日葵の秋日の蕊となりにけり |
44 | 山見えぬ日も山へ咲く桐の花 |
45 | 遠き日の音を返して木の実落つ |
46 | 唐浜という駅過ぎてより枇杷の花 |
47 | 墓のうらに廻る |
48 | 蝶の空七堂伽藍さかしまに |
49 | 棚田みな刈田となりし峡日和 |
50 | 雉子の眸のかうかうとして売られけり |
2024年9月20日 20時15分更新(随時更新中)