現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年11月12日のデイリーキーワードランキング
1 | 生馬の身を大根でうづめけり |
2 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
3 | 校長のかはるうわさや桐の花 |
4 | 早苗饗の庭先の牛鳴きにけり |
5 | 金粉をこぼして火蛾やすさまじき |
6 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
7 | 叱られて目をつぶる猫春隣 |
8 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
9 | 山の湯に早苗饗の衆朝より来 |
10 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
11 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
12 | 少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ |
13 | 竹馬やいろはにほへとちりぢりに |
14 | 韃靼の馬嘶くや冬怒濤 |
15 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
16 | 妻がゐて子がゐて孤独いわし雲 |
17 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
18 | ベッド空いてる梨棚の剪定夫 |
19 | 着ぶくれて老いしと思ふ若しとも |
20 | 早苗饗のあいやあいやと津軽唄 |
21 | 深川や竿竹売りも冬の声 |
22 | 億年のなかの今生実南天 |
23 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
24 | 早立ちの声過ぎゆけり露葎 |
25 | 早苗束放られみどり頑是なし |
26 | 乳房渡すも命渡さず鵙高音 |
27 | 木の家のさて木枯らしを聞きませう |
28 | 早苗饗の土間に届きし栄螺籠 |
29 | 妻よりは妾の多し門涼み |
30 | 元日の海に出て舞ふ木の葉かな |
31 | 芋の露連山影を正しうす |
32 | わが心のやうな林檎があるナイフのそば |
33 | 早春の菜を取り合せ喜寿の膳 |
34 | 早苗饗と言へばはるかな祖父の声 |
35 | 引いてやる子の手のぬくき朧かな |
36 | 山の湖満月箔を伸ばしけり |
37 | さる方にさる人すめるおぼろかな |
38 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
39 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
40 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
41 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
42 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
43 | 揺れる象のような海聾女の新聞ちぢむ |
44 | 篁に一水まぎる秋燕 |
45 | 光年の中の瞬の身初日燃ゆ |
46 | 果樹園がシヤツ一枚の俺の孤島 |
47 | 山の向うは青葡萄園その拡がり |
48 | 小鳥くる空に小さな穴あけて |
49 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
50 | 謦咳に接するに似て露の荘 |
2024年9月27日 03時19分更新(随時更新中)