現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年10月29日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 芋の露連山影を正しうす |
3 | 朧夜のむんずと高む翌檜 |
4 | こほろぎのこの一徹の貌を見よ |
5 | ここまでと踵返せり大花野 |
6 | みどり児が光ころがす跣の音 |
7 | 宝船皺寄つてゐる目覚めかな |
8 | 老若を問はぬ未来図秋澄めり |
9 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
10 | せきをしてもひとり |
11 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
12 | 人体の水をしぼるや花吹雪 |
13 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
14 | 鮨にぎる手がガラス越し春霰 |
15 | 去年今年貫く棒の如きもの |
16 | 円光となりゆく燭やお取越 |
17 | 玲瓏とわが町わたる冬至の日 |
18 | 日に舞うて凱歌のごとし鷹柱 |
19 | かりがねのあまりに高く帰るなり |
20 | 落花舞ひあがり花神の立つごとし |
21 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
22 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
23 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
24 | 黒豆を艶よく煮上げ女正月 |
25 | 星空へ店より林檎あふれをり |
26 | 十月の路上父の手冷たかり |
27 | むささびの月を飛び越す青き山 |
28 | 金粉をこぼして火蛾やすさまじき |
29 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
30 | いつせいにきのこ隠るる茸狩 |
31 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
32 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
33 | をみな子の手の指先はみな花片 |
34 | おのずから岐れ道あり大花野 |
35 | 胸の上に雁行きし空残りけり |
36 | 薔薇茶飲む鷗外漱石読み飽きて |
37 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
38 | 芋虫にして乳房めく足も見す |
39 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
40 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
41 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
42 | 秋深し谷中の坂の猫だまり |
43 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
44 | 手鏡の背中恐ろし夏の恋 |
45 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
46 | 秋刀魚焼く煙はむかし夕厨 |
47 | 四方水攻め蛙城にてそうろう |
48 | 夜桜やひとつ筵に恋敵 |
49 | 蒲鉾の並ぶ老舗の梅早し |
50 | ゆきふるといひしばかりの人しづか |
2024年9月20日 14時46分更新(随時更新中)