現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年1月15日のデイリーキーワードランキング
1 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
2 | 我家まで月の一すぢ |
3 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
4 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
5 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
6 | おぼろ夜のかたまりとしてものおもふ |
7 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
8 | 屈原の詩朗々と冬の月 |
9 | 肩書きは民生委員大根引く |
10 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
11 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
12 | 住吉にすみなす空は花火かな |
13 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
14 | 水枕ガバリと寒い海がある |
15 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
16 | 八月や六日九日十五日 |
17 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
18 | せきをしてもひとり |
19 | オペラ観るわが茎石の沈みごろ |
20 | 土用波わが立つ崖は進むなり |
21 | 墓のうらに廻る |
22 | この雪嶺わが命終に顕ちて来よ |
23 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
24 | 七月の青嶺まぢかく熔鑛炉 |
25 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
26 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
27 | 先頭はすでにまぼろし風の盆 |
28 | 摩天楼より新緑がパセリほど |
29 | 秋の暮溲瓶泉のこゑをなす |
30 | 春光の眼球に入る万華鏡 |
31 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
32 | こんなよい月を一人で見て寝る |
33 | 海に出て木枯帰るところなし |
34 | 嗚呼と言えば淋しい蛇が穴を出る |
35 | 一本の棒にて統べるどんど焼 |
36 | ふと咲けば山茶花の散りはじめかな |
37 | 山彦の昏れてかそけき秋螢 |
38 | 漬物桶に塩ふれと母は産んだか |
39 | 夕顔の一つの花に夫婦かな |
40 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
41 | 冬の日や前に塞がる己が影 |
42 | 生命と云う時間ください花万朶 |
43 | 雪の原犬沈没し躍り出づ |
44 | 割り切れぬ偶数思う熱帯夜 |
45 | 彎曲し火傷し爆心地のマラソン |
46 | 朝顔の紺のかなたの月日かな |
47 | 柔肌と石と触れたる初湯かな |
48 | お数珠袋にどんぐり一つ忌を修す |
49 | 枯木立月光棒のごときかな |
50 | 天の川わたるお多福豆一列 |
2024年9月26日 08時41分更新(随時更新中)