現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年7月の月間キーワードランキング
1 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
2 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
3 | 星空へ店より林檎あふれをり |
4 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
5 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
6 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
7 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
8 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
9 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
10 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
11 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
12 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
13 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
14 | 螢獲て少年の指みどりなり |
15 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
16 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
17 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
18 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
19 | 入れものが無い両手で受ける |
20 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
21 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
22 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
23 | 芋の露連山影を正しうす |
24 | ふっと刃を当つる西瓜の赤道や |
25 | おそるべき君等の乳房夏来る |
26 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
27 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
28 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
29 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
30 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
31 | ちるさくら海あをければ海へちる |
32 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
33 | 七月の青嶺まぢかく熔鑛炉 |
34 | 秋風やひとさし指は誰の墓 |
35 | 蝉時雨子は担送車に追ひつけず |
36 | 海に出て木枯帰るところなし |
37 | 泳ぎより歩行に移るその境 |
38 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
39 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
40 | いなびかり北よりすれば北を見る |
41 | 牡丹百二百三百門一つ |
42 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
43 | 日本海に稲妻の尾が入れられる |
44 | 方丈の大庇より春の蝶 |
45 | この道しかない春の雪ふる |
46 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
47 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
48 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
49 | 分け入つても分け入つても青い山 |
50 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
2024年9月26日 14時45分更新(随時更新中)