現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年1月8日のデイリーキーワードランキング
1 | 寒昴たれも誰かのただひとり |
2 | 酉年の酉の街ゆきはぐれけり |
3 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
4 | 厄の無き齢となりし初薬師 |
5 | 去年今年貫く棒の如きもの |
6 | ラガー等のそのかちうたのみじかけれ |
7 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
8 | この道の富士になりゆく芒かな |
9 | せきをしてもひとり |
10 | 山桃の日陰と知らで通りけり |
11 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
12 | こほろぎのこの一徹の貌を見よ |
13 | 碧極めたるあらたまの年の水 |
14 | ものの種にぎればいのちひしめける |
15 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
16 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
17 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
18 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
19 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
20 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
21 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
22 | ひく波の跡美しや桜貝 |
23 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
24 | 悪なれば色悪よけれ老の春 |
25 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
26 | 土手を外れ枯野の犬となりゆけり |
27 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
28 | 初暦知らぬ月日は美しく |
29 | 身ほとりに風湧く思ひ更衣 |
30 | 機関車の切り離されて雪しまく |
31 | 飛花落花命ひらひらしていたる |
32 | 寺からの縁談が来る年始め |
33 | 初蝶やわが三十の袖袂 |
34 | 夜蛙やくすり買ふ金敷寢して |
35 | 牡丹百二百三百門一つ |
36 | ゴッホゆく向日葵畑の白昼夢 |
37 | 枯れゆけばおのれ光りぬ枯木みな |
38 | 緑陰に三人の老婆わらへりき |
39 | 母と子がそろいのリュック*蝉しぐれ |
40 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
41 | 鵺あちこち瞳のなかを星に塗る |
42 | 晩秋の日本海暗夜は碧 |
43 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
44 | 剪定をじっと見ている尉鶲 |
45 | 金星のまたたき釣瓶落しかな |
46 | キャッチボール父と子秋を投げ交わす |
47 | 蜩のなき代りしははるかかな |
48 | 逆らわず従わず行く鴨の陣 |
49 | 寒梅にうなづきながら老夫婦 |
50 | 寒紅や鏡の奥が知る齢 |
2024年9月23日 05時36分更新(随時更新中)