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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2009年10月2日のデイリーキーワードランキング

1

来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり
2

分け入つても分け入つても青い山
3

行く我にとどまる汝に秋二つ
4

くろがねの秋の風鈴鳴りにけり
5

水洟や鼻の先だけ暮れ残る
6

少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ
7

達治亡きあとはふらここ宙返り
8

黛を濃うせよ草は芳しき
9

遠い町に本積んでいる働いて
10

せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ
11

虹現前人徳遂に詩価ならずて
12

蛍火と水に映れる蛍火と
13

道化師や大いに笑ふ馬より落ち
14

芋の露連山影を正しうす
15

雲と歌撒き富士の裾野を逃げまわる
16

ゆきのした少し暗闇孫ひまご
17

夏草に這上がりたる捨蚕かな
18

桐一葉日当りながら落ちにけり
19

漁火も島の灯もあり天の川
20

しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上
21

小春日や石を噛み居る赤蜻蛉
22

あまのはら白い傘さして三月
23

客僧の言葉少き夜寒かな
24

あかつきに雪降りし山神還る
25

ぬばたまの闇の牡丹の在りどころ
26

ただ灼けて玄奘の道つづきけり
27

鶏頭を三尺離れもの思ふ
28

早乙女や茅花のわたをふきもどる
29

山越える山のかたちの夏帽子
30

銀漢や水の近江はしかと秋
31

春愁やはたらかぬ手の指ほそく
32

たとえば一位の木のいちいとは風に揺られる
33

治聾酒の酔ふほどもなくさめにけり
34

ちるさくら海あをければ海へちる
35

うすく書かれて山から山へ行つた隊
36

朴散りし後妻が咲く天上華
37

あるいている朝の会議に羽置いて
38

木犀をみごもるまでに深く吸ふ
39

やわらかに戦線まがる鶴の下
40

絵ぶみして生き残りたる女かな
41

をさなごのひとさしゆびにかかる虹
42

痩馬のあはれ機嫌や秋高し
43

蜩といふ名の裏山をいつも持つ
44

小鳥くる空に小さな穴あけて
45

刈田ゆく袖を四角に紺絣
46

ゆうやけのこれそれあれどれどれみれど
47

枯菊を焚きて?に花の色
48

四十路さながら雲多き午後曼珠沙華
49

しぐるるや目鼻をわかず火吹竹
50

枯菊を刈らんと思ひつゝ今日も


2024年9月20日 11時37分更新(随時更新中)
 

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