現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2023年9月18日のデイリーキーワードランキング
1 | 七十路や新しき事弥生道 |
2 | オデッサもクリミアもゆめ雪の原 |
3 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
4 | 向日葵の黄に堪へがたくつるむ |
5 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
6 | 鳥も稀の冬の泉の青水輪 |
7 | 雀子や走りなれたる鬼瓦 |
8 | 稲妻に穂高むら尾根光り合ふ |
9 | 満天の星に旅ゆくマストあり |
10 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
11 | 十三夜乳首を紅く塗る狸 |
12 | あかあかとあかあかあかとまんじゆさげ |
13 | みどりの畳に鯉のようにわれはいるなり |
14 | 蛍籠昏ければ揺り炎えたたす |
15 | 鮭の棒いやだいやだと転がれり |
16 | 熟れすぎし石榴あらわに実をさらす |
17 | 時間から零れたままの水蜜桃 |
18 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
19 | 雉鳴くやけんもほろろに姿消す |
20 | 高浪にかくるる秋のつばめかな |
21 | み仏に美しきかな冬の塵 |
22 | 栗咲く香にまみれて寡婦の寝ねがたし |
23 | 打水の流るる先の生きてをり |
24 | 春の野へ乗って行こうか縄電車 |
25 | 春の雪ふる女はまことうつくしい |
26 | 喫泉に口あまやかす雪のなか |
27 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
28 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
29 | 風化せぬ軍人墓や春の雷 |
30 | 水の色は水色だから秋明菊 |
31 | 見えぬ目の方の眼鏡の玉も拭く |
32 | 写真には皆生きていて八月来 |
33 | 朴散りし後妻が咲く天上華 |
34 | ちるさくら海あをければ海へちる |
35 | 夜の秋湯舟にのこるひとりかな |
36 | 鴨の嘴よりたらたらと春の泥 |
37 | 偕老とともに消えたり夏柳 |
38 | 嗚呼神様オリンピックの冬の陣 |
39 | 一満月一韃靼の一楕円 |
40 | 階段が無くて海鼠の日暮かな |
41 | 豊年やあまごに朱の走りたる |
42 | 萱葺の並ぶ関所に秋日濃し |
43 | 秋の婚皇后吾娘を抱きしむる |
44 | 仏性は白き桔梗にこそあらめ |
45 | 何事もなかったように蓼の花 |
46 | 露草や飯吹くまでの門歩き |
47 | 草山に馬放ちけり秋の空 |
48 | 夜長人耶蘇をけなして帰りけり |
49 | 一樹にして森なせりけり百千鳥 |
50 | 女郎花黄は羨望のありあまる |
2024年9月26日 23時16分更新(随時更新中)