現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年4月5日のデイリーキーワードランキング
1 | 帰らざるあまたあまたや鳰の巣も |
2 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
3 | 獏探す動物園の春の昼 |
4 | 地下鉄に後頭並び敗戦忌 |
5 | 春雨や心のままのひじ枕 |
6 | 疑えばきりなく淋しいパンの耳 |
7 | 谷深うまこと一人や漆掻 |
8 | 竜の玉俳句は降りてこなかった |
9 | がたと榾崩れて夕べなりしかな |
10 | 日本の鬼門をにらむ案山子翁 |
11 | 亡き友が泣くところまで行く春岬 |
12 | 手をひろぐ保母がゴールの運動会 |
13 | 小枝にも飛躍の証固つぼみ |
14 | 風の尾につかまっている赤蜻蛉 |
15 | 唄ひ出しさうな花束鳥ぐもり |
16 | 夕方の影あいまいに春障子 |
17 | 桜貝たましい渇き透き通る |
18 | 大木にして南に片紅葉 |
19 | 逝きしひと真菰のなかの音沈む |
20 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
21 | 秋の航一大紺円盤の中 |
22 | 雲海の中に石楠花盛りなる |
23 | 坦庵の忍の一字の冬が来る |
24 | 雹晴れて豁然とある山河かな |
25 | わが女 髪を潰して火事匂う |
26 | 大榎飛燕かすめて父祖をかすめる |
27 | 秋風や心激して口吃る |
28 | 梅雨入りの囁き羅漢石の耳 |
29 | 坂口安吾とは霜月の蝶番 |
30 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
31 | 暗く暑く大群集と花火待つ |
32 | さかのぼる川波の耀り鮎料理 |
33 | 朴の木までの同行 伐採の若者と |
34 | せきをしてもひとり |
35 | 十字花最後の晩餐やも知れず |
36 | 元日やしあわせ時計に合せおく |
37 | 武蔵野に明日は初日となる夕日 |
38 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
39 | 箸先にふぐの刺身は影もたず |
40 | 天気図の台風の眼がこちら向く |
41 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
42 | 湘南に浪おどらせて夏盛る |
43 | 陽炎やホーム短かき單線路 |
44 | これよりは恋や事業や水温む |
45 | 逃げ水を追う老体の力こぶ |
46 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
47 | 瓜食ふやふるきならのなかにゐて |
48 | 鶏頭の 十四五本もありぬべし |
49 | 海に出て木枯帰るところなし |
50 | 何本も人の足ゆく敗戦忌 |
2024年4月20日 07時13分更新(随時更新中)