現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年9月25日のデイリーキーワードランキング
1 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
2 | いなびかり北よりすれば北を見る |
3 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
4 | 水洟や鼻の先だけ暮れ残る |
5 | 紫は水に映らず花菖蒲 |
6 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
7 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
8 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
9 | 秋の雲みづひきぐさにとほきかな |
10 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
11 | 旧友の便り鰆の季と書けり |
12 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
13 | 海に出て木枯帰るところなし |
14 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
15 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
16 | 生れたての蜻蛉総身水こだま |
17 | 来賓を畚に乗せて運動会 |
18 | 十五夜とむかふわたしといふひとり |
19 | けふの月長いすすきを活けにけり |
20 | 結界のすれすれなりし草紅葉 |
21 | しづかなる力満ちゆきばつたとぶ |
22 | 螢獲て少年の指みどりなり |
23 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
24 | 襖絵の秋の七草どっと揺れ |
25 | 藤の花長うして雨ふらんとす |
26 | 春や昔十五万石の城下哉 |
27 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
28 | 若狭には佛多くて蒸鰈 |
29 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
30 | 白鳥や大統領の撃たれし日 |
31 | 炎天のとかげのわれを知る呼吸 |
32 | 国引の夕日にたたむ秋日傘 |
33 | 闇を撞き韻く鐘の音去年今年 |
34 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
35 | 徳利の口まつくらや稲穂波 |
36 | 鮎落ちて美しき世は終りけり |
37 | 院の庭山車のくりこむ秋祭 |
38 | 喉元は絶対見せぬ熟柘榴 |
39 | 死なば秋露の干ぬ間ぞおもしろき |
40 | 筆おろす硯の海へ春満月 |
41 | 星屑や鬱然として夜の新樹 |
42 | 木曽川の今こそ光れ渡り鳥 |
43 | 芦の花ここにも沼の暮しあり |
44 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
45 | 夜の枝垂櫻方里をつめたくす |
46 | 四阿は木漏れ日の中池小春 |
47 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
48 | 綾取の橋が崩れる雪催 |
49 | ものの種にぎればいのちひしめける |
50 | 芋の露連山影を正しうす |
2025年8月29日 06時10分更新(随時更新中)