現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年12月4日のデイリーキーワードランキング
1 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
2 | 竹の葉騒は冴ゆる眼鏡に數知れず |
3 | ものの種にぎればいのちひしめける |
4 | 一日もの云はず蝶の影さす |
5 | さくらしべ降る歳月の上にかな |
6 | 海に出て木枯帰るところなし |
7 | 語らいは遠き日のこと母子草 |
8 | まだ温き骨壺の父古びゆく |
9 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
10 | 忘年や身ほとりのものすべて塵 |
11 | 秋の婚皇后吾娘を抱きしむる |
12 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
13 | いづくにも虹のかけらを拾ひ得ず |
14 | 遅れ来ていつのまにやら鍋奉行 |
15 | 泣き止んだ後の明るさ花八ッ手 |
16 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
17 | 春の潮張りては緩む舫い綱 |
18 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
19 | 我家まで月の一すぢ |
20 | 凧くろはらいそを見にゆかんと |
21 | 水やれば草むすかばね匂いけり |
22 | くもの糸一すぢよぎる百合の前 |
23 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
24 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
25 | エスカルゴ三匹食べて三匹嘔く |
26 | けふ晴れて鴉呼びあふ祭かな |
27 | 家康公逃げ廻りたる冬田打つ |
28 | ランボーを五行とびこす恋猫や |
29 | 別々の夢見て貝柱と貝は |
30 | 天の川わたるお多福豆一列 |
31 | よろこべばしきりに落つる木の実かな |
32 | しぐるるや駅に西口東口 |
33 | 生国の白無垢明り寒の水 |
34 | 春耕に蝶は傍見を促せり |
35 | 天の川のもとに天智天皇と虚子と |
36 | 侘助のぽつりぽつりと呟きぬ |
37 | 虫の音より流れ出る水人間来て |
38 | やませ来るいたちのやうにしなやかに |
39 | 肉体は死してびつしり書庫に夏 |
40 | 渋柿の如きものにては候へど |
41 | 白髪を梳くごわごわと無月かな |
42 | 衆道や酢味の淡くて酢海鼠の |
43 | まつすぐな道でさみしい |
44 | こぶしの芽今日また更に天を指す |
45 | 漬物桶に塩ふれと母は産んだか |
46 | 枝折れの一息つきし雪解風 |
47 | われ病めり今宵一匹の蜘蛛も宥さず |
48 | 寒林を出でむと水の岐れけり |
49 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
50 | それとなく扇いでくれている団扇 |
2024年9月21日 02時22分更新(随時更新中)