現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年8月12日のデイリーキーワードランキング
1 | 八月や六日九日十五日 |
2 | 夕影は流るる藻にも濃かりけり |
3 | 言うだけは言う冬瓜を四つ割りに |
4 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
5 | せきをしてもひとり |
6 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
7 | 蜩が鳴くひぐらしが鳴いてゐる |
8 | 敗戦忌蝉より多い蝉の穴 |
9 | かげろふやバターの匂ひして唇 |
10 | 夫唱婦随婦唱夫随や冬籠 |
11 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
12 | 金粉を散らしてわれに墓はなし |
13 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
14 | 磨墨の名馬は昔春の塚 |
15 | 朝顔の蔓の先なる迷かな |
16 | 咲き満ちて昼のさみしさ夾竹桃 |
17 | 流燈の帯延々と御巣鷹忌 |
18 | 反り返る視界は南を図る夏 |
19 | かげろふや丘に群がる兵の霊 |
20 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
21 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
22 | カンナ咲く遥かな海を照らしつつ |
23 | ひたひたと春の潮打つ鳥居かな |
24 | 重ね着の中に女のはだかあり |
25 | それも死後股ぐら暗き盆踊り |
26 | 将門の関八州に野火走る |
27 | 石臼の今は踏み石処暑の風 |
28 | 死後の春先づ長箸がゆき交ひて |
29 | 母に会うための線香花火かな |
30 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
31 | 天寿とは昼寝の覚めぬ御姿 |
32 | いなびかり北よりすれば北を見る |
33 | 帰らざるあまたあまたや鳰の巣も |
34 | 葡萄の種吐き出して事を決しけり |
35 | 軒先の小さき宇宙や金魚玉 |
36 | ひぐらしや遠き日密にしてしまふ |
37 | 食欲兆すさびしさ坐り直す秋 |
38 | 天下とる夢はさらさら牡蠣雑炊 |
39 | 夕立のはじめの一滴火の匂い |
40 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
41 | 天寿全う草刈る音がしたような |
42 | 深海のさざえ全身青藻かな |
43 | どうでもよいことには触れず野水仙 |
44 | 急ぐなよ葡萄は一粒ずつ青い |
45 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
46 | 大試験山の如くに控へたり |
47 | ここまでと踵返せり大花野 |
48 | 磨崖佛おほむらさきを放ちけり |
49 | なつかしや帰省の馬車に山の蝶 |
50 | 台本を捨てよ青嶺の奔り出す |
2025年9月2日 17時18分更新(随時更新中)