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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2021年8月17日のデイリーキーワードランキング

1

八月や六日九日十五日
2

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
3

何となく奈良なつかしや古暦
4

えんとつに雌雄のありし花野末
5

廻されて電球ともる一葉忌
6

マンモスと人の首観る蟻の列
7

別るるや夢一筋の天の川
8

婿という男を連れてさくら道
9

寂れたる駅前広場胡麻を干す
10

かなかなの銅色の愚直かな
11

獅子頭して向日葵の風に向く
12

おそるべき君等の乳房夏来る
13

雪虫の漂ふ天の滝こだま
14

亀鳴くや皆愚かなる村のもの
15

苦艾とほくの男のこはれてゆき
16

春の日やあの世この世と馬車を駆り
17

死化粧して水色桔梗なりぬ
18

墮市街の灯もあたたかし波を染む
19

かび美しき闇やわが身も光りだす
20

薫風や城より一里松は塚
21

向日葵や信長の首切り落とす
22

船の名の月に読まるる港かな
23

耳にする変な日本語終戦忌
24

ああみんなわかものなのだ天の川
25

手のひらをかへせばすすむ踊かな
26

有る程の菊抛げ入れよ棺の中
27

手を振つて芒の波に沈みゆく
28

烏瓜手繰れば奥の闇までも
29

ああ暗い煮詰まっているぎゅうとねぎ
30

蝶になる途中九億九光年
31

大山に脚をかけたる竈馬かな
32

花火の夜殺むるほど愛すまじ
33

夕立や殺生石のあたりより
34

久闊を叙する追儺の祭かな
35

泉の底に一本の匙夏了る
36

えのころやまつわる犬はもういない
37

片虹や首の根ふかくしめりをり
38

筆おろす硯の海へ春満月
39

いちめんのなのはないちめんを裂いて鳥
40

星飛ぶや人にクレーター型の耳
41

椿落つすべて終った顔すがし
42

誰彼もあらず一天自尊の秋
43

千の手の一つを真似る月明かり
44

ころぶすや蜂腰なる夏瘦女
45

涙溢るるごとくひぐらし鳴きいだす
46

ああ弥生ばらまかれたる焼夷弾
47

ああ小春我等涎し涙して
48

秋晴や火口を落ちる砂の音
49

鳴き鳴きて囮は霧につつまれし
50

山霧が白さを置いてゆくさくら


2024年9月26日 07時48分更新(随時更新中)
 

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