現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年6月24日のデイリーキーワードランキング
1 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
2 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
3 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
4 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
5 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
6 | こんなよい月を一人で見て寝る |
7 | いなびかり北よりすれば北を見る |
8 | せきをしてもひとり |
9 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
10 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
11 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
12 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
13 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
14 | 夏木立天空ささえゆるがざり |
15 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
16 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
17 | 地下鉄にかすかな峠ありて夏至 |
18 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
19 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
20 | てふてふや遊びをせむとて吾が生れぬ |
21 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
22 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
23 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
24 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
25 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
26 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
27 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
28 | 炎天より僧ひとり乗り岐阜羽島 |
29 | 七日はや煤によごれし軒雀 |
30 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
31 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
32 | ががんぼの一肢が栞卒業す |
33 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
34 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
35 | 墓のうらに廻る |
36 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
37 | わが恋は人とる沼の花菖蒲 |
38 | うろたへて母の影ふむ小暑なり |
39 | 遠泳や高波越ゆる一の列 |
40 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
41 | 咳をしても一人 |
42 | 海に出て木枯帰るところなし |
43 | 歳晩の夢のかけらの桃色鍵 |
44 | あるときは船より高き卯浪かな |
45 | 六月の氷菓一盞の別れかな |
46 | あをあをと空を残して蝶分れ |
47 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
48 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
49 | 重ね着の中に女のはだかあり |
50 | 鷺四、五羽降る朝刊の華ぎで |
2024年9月24日 09時50分更新(随時更新中)