現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年1月29日のデイリーキーワードランキング
1 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
2 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
3 | 梅一輪 合格番号たしかめて |
4 | 秋の路上死に隣りして嬰を抱く |
5 | 時ものを解決するや春を待つ |
6 | 本能の善玉悪玉風船虫 |
7 | 春暁や人こそ知らね木々の雨 |
8 | 秋の航一大紺円盤の中 |
9 | 秋の陽や両手拡げて抱くものなし |
10 | 蛇の出た穴大きくて武蔵ぶり |
11 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
12 | 鳥のうちの鷹に生れし汝かな |
13 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
14 | 雨ふるふるふるさとははだしであるく |
15 | 冬滝の真上日のあと月通る |
16 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
17 | 相模野の春暮になじむとりけもの |
18 | 一滴の源流となる岩清水 |
19 | 手をあげて足をはこべば阿波踊 |
20 | 軍隊が近づき春は来たりけり |
21 | 秋の暮鶏はいつまで白からむ |
22 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
23 | 梅咲くやこのごろ海を見ておらず |
24 | ふるさとの月の港をよぎるのみ |
25 | 伝言板の空白を鳴く昼ちちろ |
26 | 町空のつばくらめのみ新しや |
27 | ものの種にぎればいのちひしめける |
28 | 百歳を雛抱き守りし蔵の闇 |
29 | 手鏡の背中恐ろし夏の恋 |
30 | 山桜雪嶺天に声もなし |
31 | 失はれし橋かをる日は凍死あり |
32 | 愛国心論じていたる日向ぼこ |
33 | 秋蝶の曳くまひるまの闇のいろ |
34 | 母の日の闇に降りゆき菖蒲剪る |
35 | 海とどまりわれら流れてゆきしかな |
36 | 今生の一本杉の下に寝る |
37 | 愛するは櫻紅葉のベンチかな |
38 | チユーリツプ喜びだけを持つてゐる |
39 | ひかり野へ君なら蝶に乗れるだろう |
40 | 行列に並びし生身秋祭 |
41 | 春日遅々手古奈の歩幅計る橋 |
42 | 風光る伊吹に白きもの殘し |
43 | 秋の雲みづひきぐさにとほきかな |
44 | わが影の吹かれて長き枯野かな |
45 | ここまでと踵返せり大花野 |
46 | 初山河あふれくるもの掌に |
47 | 朗々のわが尿褒めて百千鳥 |
48 | さくらもみぢ二夫にまみえずとは愚か |
49 | 千の手の一つを真似る月明かり |
50 | 山茶花は咲く花よりも散つてゐる |
2024年9月24日 01時09分更新(随時更新中)