現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年12月22日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 冬凪が白くて出し忘れる手紙 |
3 | 柊の花一本の香りかな |
4 | 去年今年貫く棒の如きもの |
5 | このひととすることもなき秋の暮 |
6 | 初春の二時打つ島の旅館かな |
7 | 初富士にかくすべき身もなかりけり |
8 | 鮟鱇の吊られ日輪尚赫し |
9 | 冬垣結ひ結氷前の唇緘づる |
10 | 凩や海に夕日を吹き落す |
11 | 夜の枝垂櫻方里をつめたくす |
12 | 大寺を包みてわめく木の芽かな |
13 | かけがえのなき人といて菊日和 |
14 | うまれ死ぬならい身内のもがり笛 |
15 | アリスのごと鬼灯市に紛れたり |
16 | 霧月夜美して一夜ぎり |
17 | 還暦をすぎ春風のよく見える |
18 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
19 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
20 | 高層ビル裸木の枝の曲線 |
21 | よろこべばしきりに落つる木の実かな |
22 | 初釜に久々はずむ帶むすぶ |
23 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
24 | 遠山へ喪服を垂らす花の昼 |
25 | 鵺あちこち瞳のなかを星に塗る |
26 | 真っ直ぐな木から数える春の山 |
27 | 水脈の果て炎天の墓碑を置きて去る |
28 | 歌留多とる皆美しく負けまじく |
29 | へろへろとワンタンすするクリスマス |
30 | 蛤に雀の斑あり哀れかな |
31 | 眼のふちに疲れ残れるマスクかな |
32 | 帰るのはそこ晩秋の大きな木 |
33 | 黄泉の門閂はずせば大枯野 |
34 | したたかに水をうちたる夕ざくら |
35 | ゆかた着て漢重心下げにけり |
36 | 春星や女性浅間は夜も寝ねず |
37 | えごの花天の秤は傾けり |
38 | 年の瀬を俳諧舟はながれゆく |
39 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
40 | 落葉松の芽吹きの昨日さらに明日 |
41 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
42 | 赤鬼の如き異人や土用波 |
43 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
44 | 蚊を打ちしてのひら白く夏をはる |
45 | 名ばかりの自由花野に裾濡らす |
46 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
47 | 深雪晴非想非非想天までも |
48 | 句碑の文字指にてたどる花野中 |
49 | 人あらず風になびくはわが花野 |
50 | オリオンの盾新しき年に入る |
2024年3月28日 20時04分更新(随時更新中)