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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2022年8月12日のデイリーキーワードランキング

1

さそはれて月夜の芥子によろめきぬ
2

ペタル踏む耳から寒に入りにけり
3

手をあげて足をはこべば阿波踊
4

天地の間にほろと時雨かな
5

八月や六日九日十五日
6

逃げ水の先を別れた人歩く
7

不景気の街を操る聖樹の灯
8

俺に是非を説くな激しき雪が好き
9

沈みゆく海月みづいろとなりて消ゆ
10

今年こそ恐れず怯まず捉われず
11

船の名の月に読まるる港かな
12

そぞろ寒戻りし漁師汐木焚く
13

鯛の骨たたみにひらふ夜寒かな
14

背泳ぎの空のだんだんおそろしく
15

赤とんぼじっとしたまま明日どうする
16

風が吹く仏来給うけはひあり
17

短日の梢微塵にくれにけり
18

海に出て木枯帰るところなし
19

切れ鎌の手応えはずみ草刈りぬ
20

泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む
21

今日も干す昨日の色の唐辛子
22

水脈の果て炎天の墓碑を置きて去る
23

春暑し空席のない縄電車
24

白桃の産毛に残る日の匂い
25

陽へ病む
26

棚田鋤く螢の川の水を入れ
27

日を追わぬ大向日葵となりにけり
28

遠嶺より日あたつてくる鴨の水
29

一芸と言ふべし鴨の骨叩く
30

春の日やあの世この世と馬車を駆り
31

秋風の吹きあたりゐる伊吹山
32

射撃手のふとうなだれて戦闘機
33

流燈の帯延々と御巣鷹忌
34

中年や遠くみのれる夜の桃
35

蠅とんでくるや箪笥の角よけて
36

冬蜂の死にどころなく歩きけり
37

竹の葉騒は冴ゆる眼鏡に數知れず
38

太陽はエロス枯野に島の頭
39

野を焼いて帰れば燈火母やさし
40

蛤に雀の斑あり哀れかな
41

遠花火粋な別れの恋でした
42

蜥蜴の尾鋼鉄光りや誕生日
43

耳にする変な日本語終戦忌
44

落葉松はいつめざめても雪降りをり
45

弑するは順うごとし冬の梅
46

千の手の一つを真似る月明かり
47

住吉の松の下こそ涼しけり
48

しづけさにたたかふ蟹や蓼の花
49

蓬生に土けむり立つ夕立かな
50

春寒やときに枷ともなる絆


2024年9月19日 09時44分更新(随時更新中)
 

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