現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年12月18日のデイリーキーワードランキング
1 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
2 | 子規逝くや十七日の月明に |
3 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
4 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
5 | 重ね着の中に女のはだかあり |
6 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
7 | 大年やおのづからなる梁響 |
8 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
9 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
10 | 獅子舞は入日の富士に手をかざす |
11 | 混沌の中確かなりチチロ鳴く |
12 | 願ふより謝すこと多き初詣 |
13 | 山茶花やいくさに敗れたる国の |
14 | 初夢のなかをどんなに走つたやら |
15 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
16 | あいつぎて訃報のありし年暮るる |
17 | 佐保姫や蕪村を偲ぶ十七文字 |
18 | 山が山押して夜の来る年の暮れ |
19 | ひまわりの迷路で二人きりになる |
20 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
21 | 方丈の大庇より春の蝶 |
22 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
23 | 雪はげし抱かれて息のつまりしこと |
24 | 海に出て木枯帰るところなし |
25 | 痰一斗糸瓜の水も間に合はず |
26 | わが詩の仮幻に消ゆる胡沙の秋 |
27 | はるかまで旅してゐたり昼寝覚 |
28 | 引いてやる子の手のぬくき朧かな |
29 | 鞦韆は漕ぐべし愛は奪うべし |
30 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
31 | ふるさとの月の港をよぎるのみ |
32 | 枯山河ひとつの石の在りどころ |
33 | 大雪の岸ともりたる信濃川 |
34 | をととひのへちまの水も取らざりき |
35 | 聖夜かな卓にワイン電子辞書 |
36 | 秋高し比叡に流るる雲一朶 |
37 | 数え日を串ざしにして救急車 |
38 | 夕づつの光りぬ呆きぬ虎落笛 |
39 | 去年今年貫く棒の如きもの |
40 | 紅梅や病臥に果つる二十代 |
41 | 冬の水一枝の影も欺かず |
42 | 不忍や水鳥の夢夜の三味 |
43 | 立秋の紺落ち付くや伊予絣 |
44 | 自転車屋の兎もつとも冬の暮 |
45 | 生きざまにのりしろ添えて菊膾 |
46 | 行く年や葱青々とうら畠 |
47 | 玉の如き小春日和を授かりし |
48 | 老残へ南天の実だけ真っ赤っ赤 |
49 | 着ぶくれしわが生涯に到り着く |
50 | 夢の世に葱を作りて寂しさよ |
2024年9月25日 21時35分更新(随時更新中)