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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2015年2月15日のデイリーキーワードランキング

1

せきをしてもひとり
2

入れものが無い両手で受ける
3

外にも出よ触るるばかりに春の月
4

青梅が籠に身をつめ夜の豪雨
5

白牡丹といふといへども紅ほのか
6

翡翠の紅一点につづまりぬ
7

百選の水に育ちし水菜かな
8

雪の空父の中年知らざりし
9

村靜か玻璃戸に映る吊し柿
10

野を焼いて帰れば燈火母やさし
11

麦踏みのまたはるかなるものめざす
12

青蛙おのれもペンキぬりたてか
13

しづかなる力満ちゆきばつたとぶ
14

なつかしや未生以前の青嵐
15

寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃
16

露草や飯吹くまでの門歩き
17

わらやふるゆきつもる
18

学問のさびしさに堪へ炭をつぐ
19

子規逝くや十七日の月明に
20

春泥や心変りのする程に
21

びつしりと住ふ夜に浮く桃の花
22

若き日の足音帰らず夜の落葉
23

山又山山桜又山桜
24

遠景は常に少年花山茱萸
25

高嶺星蚕飼の村は寝しづまり
26

ああいへばかういう兜太そぞろ寒
27

しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上
28

鳥曇りいま生きいるは定かでも
29

隙間風その数条を熟知せり
30

鰯雲人に告ぐべきことならず
31

閑庭に素っ首立ちや夏薊
32

春泥の乾く音して余人かな
33

浮寝鳥父とは未生の恐れかな
34

お数珠袋にどんぐり一つ忌を修す
35

庭山の象嵌に似し桜散る
36

田植えすみ大海原のあらわるる
37

空を歩む朗々と月ひとり
38

赤とんぼ昭和の石をつかみけり
39

夜の底の家鳴り雪鳴り凍つのる
40

貝塚のはるかなる声冬日和
41

日々重く声も大きく梅ふふむ
42

鳥貌や遠方ふかき夕霞
43

腰据えており栗の皮剥いており
44

葛飾や桃の籬も水田べり
45

雪しろに南蛮遠くそろふかな
46

しあわせの重さ確め犬張子
47

芋の露連山影を正しうす
48

谺して山ほととぎすほしいまゝ
49

一枚の障子明りに技芸天
50

春風や闘志いだきて丘に立つ


2024年5月6日 05時50分更新(随時更新中)
 

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