現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年1月3日のデイリーキーワードランキング
1 | 初富士の大きかりける汀かな |
2 | 月に行く漱石妻を忘れたり |
3 | 十五歳抱かれて花粉吹き散らす |
4 | 言い捨てて蝙蝠となる亭主かな |
5 | 言い訳は涙で りんご剥きながら |
6 | 公魚の一家揃って釣られけり |
7 | 先づ心強くあれかし大旦 |
8 | せきをしてもひとり |
9 | 日を追わぬ大向日葵となりにけり |
10 | 小春日や隣家の犬の名はピカソ |
11 | 阿波藍の絞り豊に着衣始 |
12 | 観梅に遅れをとりて嬰葉 |
13 | 野の虹と春田の虹と空に会ふ |
14 | フルート曲杉一本づつ雪ふらす |
15 | もの書いて棲まむ半裂とならば |
16 | 初湯殿卒寿のふぐり伸ばしけり |
17 | いいひとよあなたとってもホタテ貝 |
18 | 結城着て論語集解読み始め |
19 | 家の中から遠足がはじまる |
20 | 草青々牛は去り |
21 | 琅玕や一月沼の横たはり |
22 | 春雪の暫く降るや海の上 |
23 | 米こぼす日本および日本人 |
24 | 燭の灯を煙草火としつチエホフ忌 |
25 | 腹空くは楽しきことよ十日夜 |
26 | 対のものいつしか欠くるひめ始め |
27 | 蓬莱や東にひらく伊豆の海 |
28 | 大濤にをどり現れ初日の出 |
29 | 以下・以上と呼んで大峰初冠雪 |
30 | 葱白し束ねて何か忘れゐし |
31 | 汝が胸の谷間の汗や巴里祭 |
32 | 夏山と溶岩の色とはわかれけり |
33 | 漬物桶に塩ふれと母は産んだか |
34 | 折目より砂粒こぼれ夏逝けり |
35 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
36 | 胃カメラの通る喉元袋蜘蛛 |
37 | 嘘は頭で真は胸に鬼は外 |
38 | 始まりは風かも知れぬ山粧ふ |
39 | 青芝や絹の靴下しごき脱ぐ |
40 | 土塊を一つ動かし物芽出づ |
41 | 以下余白端にのっそり春の月 |
42 | かたまつて薄き光の菫かな |
43 | 新年や縁起かつぎの酢蓮根 |
44 | 初暦知らぬ月日は美しく |
45 | 蕗の薹放電をするスニーカー |
46 | ゆく春や古りしピアノに古し椅子 |
47 | てふてふや遊びをせむとて吾が生れぬ |
48 | この道の富士になりゆく芒かな |
49 | かもめ来よ天金の書をひらくたび |
50 | 誰待つとはなく満月を着用す |
2024年9月26日 05時36分更新(随時更新中)