現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2024年9月8日のデイリーキーワードランキング
1 | 雉子鳴くや宇佐の盤境禰宜ひとり |
2 | 咲きこぼれ晩年の白百日紅 |
3 | 女来と帯纒き出づる百日紅 |
4 | くつさめや車窓の我と目の合ひぬ |
5 | うごかざる一点がわれ青嵐 |
6 | 玉虫の羽のみどりは推古より |
7 | 芥川龍之介佛大暑かな |
8 | 水中に石段ひたり鯊の潮 |
9 | 牡丹の茎しなやかに花支ふ |
10 | 水切りの石さらさらと女郎花 |
11 | 初すすき銀の風吹く師の墓前 |
12 | 雪・躰・雪・躰・雪 跪く |
13 | 石二つ異なる時間を考える |
14 | 落胡桃踏めば太古の鬨の声 |
15 | 鼠たち春のいくさに出払ひぬ |
16 | 父よりこぼれつぐ飯粒よ朝桜 |
17 | 夜桜や死んで陸軍上等兵 |
18 | この家も誰かが道化揚羽高し |
19 | てのひらの水の珠玉よ青葉騒 |
20 | 巌襖しづかに鷹のよぎりつつ |
21 | 初深空わが掌の神も正座して |
22 | 還暦のひとに涼しき青畳 |
23 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
24 | 茎右往左往菓子器のさくらんぼ |
25 | われの星燃えてをるなり星月夜 |
26 | 白鳥といふ一巨花を水に置く |
27 | 道元忌ただ傍らに坐りたし |
28 | 常夏の碧き潮あびわが育つ |
29 | 花に来て仰ぐというはやわらかし |
30 | ふるさとを取り戻しゆく桜かな |
31 | 満天の星に旅ゆくマストあり |
32 | むれ落ちて楊貴妃櫻尚あせず |
33 | 石の上置かれたやうに赤とんぼ |
34 | 初しぐれ硯にこだま来つつあり |
35 | 石、蝶が一羽考えている |
36 | 翠黛の時雨いよいよはなやかに |
37 | 佐渡ヶ島ほどに布団を離しけり |
38 | げんげ田を昼無防備でわたりきる |
39 | よろこべばしきりに落つる木の実かな |
40 | 放牧の白馬に秋の来たりけり |
41 | 湖のしじまばかりに秋気満つ |
42 | 初ごよみ起点は裏の白きより |
43 | 合格子ひとりになれば大股に |
44 | お数珠袋にどんぐり一つ忌を修す |
45 | 秋立つや川瀬にまじる風の音 |
46 | 父母のごとく匂へり稲の花 |
47 | 寝姿は死を待つかたち銀河濃し |
48 | コスモスの花あそびをる虚空かな |
49 | ひたひたと春の潮打つ鳥居かな |
50 | 志高きは老いず栗熟るる |
2025年8月28日 19時44分更新(随時更新中)