現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2023年5月11日のデイリーキーワードランキング
1 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
2 | 七十路や新しき事弥生道 |
3 | ふるさとを取り戻しゆく桜かな |
4 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
5 | 皓として臥すのみの父野分中 |
6 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
7 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
8 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
9 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
10 | 鮎の背に一抹の朱のありしごとし |
11 | 夕薄暑これから壺がやさしくなる |
12 | 偕老とともに消えたり夏柳 |
13 | 安曇野は闇こそ夏やみづぐるま |
14 | 鶏たちにカンナは見えぬかもしれぬ |
15 | 白桃を供へ仏間の華やぎぬ |
16 | 鬼やらふ家煌々と風の谷戸 |
17 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
18 | 雪霏々と舷梯のぼる眸濡れたり |
19 | この道しかない春の雪ふる |
20 | 学童のこゑ湧く丘や芽ぶきそむ |
21 | 男より光りはじめる大枯野 |
22 | 若葉萌ゆ色に百歳樹の強さ |
23 | 明日は/胸に咲く/血の華の/よひどれし/蕾かな |
24 | 春落葉いづれは帰る天の奧 |
25 | 玻璃越しに春陰の夜叉覗くなり |
26 | 寒落暉その淋しさを食い繋ぐ |
27 | 帰らなんいざ草の庵は春の風 をやめる) |
28 | 俺にあと何日残せし寒満月 |
29 | 風上に白鳥あそび年立てり |
30 | 電柱のかたむき映り夕田水 |
31 | 冬耕の土裏返す雀どち |
32 | 爪で摘む一芯二葉の一番茶 |
33 | あさまらのめでたき春となりにけり |
34 | 白絣もう波風を立てている |
35 | 芭蕉高し雁列に日のありどころ |
36 | 身の内の透けゆく紅葉明かりかな |
37 | 味方となせる朱欒一箇を枕上ミ |
38 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
39 | 一日もの云はず蝶の影さす |
40 | 揚羽蝶おいらん草にぶら下がる |
41 | 虹自身時間はありと思ひけり |
42 | ミモーザを活けて一日留守にしたベッドの白く |
43 | 緑陰が濃くなりあくび多くなる |
44 | 元日やふどしたたんで枕上ミ |
45 | 間髪を入れずして年改まる |
46 | さくらから次第に遠きものを見る |
47 | 露けさや月のうつれる革蒲団 |
48 | 性別不詳の神よ『ユメル』 ぼくと遊びナ |
49 | 螢獲て少年の指みどりなり |
50 | ここに死ぬる雪を掻いてゐる |
2024年9月22日 04時20分更新(随時更新中)