現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年1月21日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 寒鴉己が影の上におりたちぬ |
3 | せきをしてもひとり |
4 | 急ぐほど進まぬ足よ猫じゃらし |
5 | いつせいにきのこ隠るる茸狩 |
6 | 桜貝長き翼の海の星 |
7 | 大寒の埃の如く人死ぬる |
8 | 町騒に遠き寺苑の仏桑花 |
9 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
10 | 梅二月ひかりは風とともにあり |
11 | 夏草や牛の眉間の大つむじ |
12 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
13 | 小諸なる古城に摘みて濃き菫 |
14 | 蒼天に描く一文字鯉のぼり |
15 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
16 | えりあしのましろき妻と初詣 |
17 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
18 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
19 | 目の前の些事こそ大事日照草 |
20 | 天地の間にほろと時雨かな |
21 | さくらさくら空に別れを惜しむなり |
22 | 福寿草家族のごとくかたまれり |
23 | 喫泉に口あまやかす雪のなか |
24 | やはらかき餅の如くに冬日かな |
25 | 立冬のことに草木のかがやける |
26 | 風鈴の空は荒星ばかりかな |
27 | 六月の氷菓一盞の別れかな |
28 | 冬トマト女はいつも個体なり |
29 | くもることわすれし空のひばりかな |
30 | 相撲乗せし便船のなど時化となり |
31 | まんばうの正面薄き光秀忌 |
32 | わが恋は人とる沼の花菖蒲 |
33 | 黄泉の門閂はずせば大枯野 |
34 | たちまちにあられ過ぎゆく風邪ごもり |
35 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
36 | 雪国に六の花ふりはじめたり |
37 | 穴に入る背中はまろし梅の |
38 | 夏未明音のそくばく遠からぬ |
39 | 夕暮の花菜畑の淨土めく |
40 | 泉への道後れゆく安けさよ |
41 | 大寺を包みてわめく木の芽かな |
42 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
43 | 光もて葉の美しき椿かな |
44 | 天よりもかがやくものは蝶の翅 |
45 | 青いセロファンに巻かれて 月夜の鳥 |
46 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
47 | 蟾蜍長子家去る由もなし |
48 | 遠嶺より日あたつてくる鴨の水 |
49 | 熟睡子の軒早乙女の母に見ゆ |
50 | 秋晴の運動会をしてゐるよ |
2024年9月26日 17時48分更新(随時更新中)