現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年2月の月間キーワードランキング
1 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
2 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
3 | 梅二月ひかりは風とともにあり |
4 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
5 | 土手を外れ枯野の犬となりゆけり |
6 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
7 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
8 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
9 | 白梅の万蕾にさすみどりかな |
10 | 秋風やひとさし指は誰の墓 |
11 | 春雨の中や雪おく甲斐の山 |
12 | 菜の花や小学校の昼餉時 |
13 | 木の根明く胎児はなにを見てをるや |
14 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
15 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
16 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
17 | 叱られて目をつぶる猫春隣 |
18 | 老境の静謐といふ梅日和 |
19 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
20 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
21 | うつし世に浄土の椿咲くすがた |
22 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
23 | すばらしい乳房だ蚊が居る |
24 | 鶴舞ふや日は金色の雲を得て |
25 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
26 | 地卵のざわめきてをり春立ちぬ |
27 | 牡丹百二百三百門一つ |
28 | 水枕ガバリと寒い海がある |
29 | 探梅のこころもとなき人数かな |
30 | 土塊を一つ動かし物芽出づ |
31 | 鱚釣りや青垣なせる陸の山 |
32 | 白梅のあと紅梅の深空あり |
33 | 秋風や屠られに行く牛の尻 |
34 | 大空に又わき出でし小鳥かな |
35 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
36 | 海に出て木枯帰るところなし |
37 | うれしさは春のひかりを手に掬ひ |
38 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
39 | 玻璃越しに春陰の夜叉覗くなり |
40 | 麗しき春の七曜またはじまる |
41 | せきをしてもひとり |
42 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
43 | 地に低く幸せありと福寿草 |
44 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
45 | 人はみななにかにはげみ初桜 |
46 | 墓のうらに廻る |
47 | 残雪やごうごうと吹く松の風 |
48 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
49 | 銀河系のとある酒場のヒヤシンス |
50 | いきいきと三月生る雲の奧 |
2024年9月24日 21時26分更新(随時更新中)