現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年11月4日のデイリーキーワードランキング
1 | 瀧の上に水現れて落ちにけり |
2 | 他界より来てまた帰る生姜売り |
3 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
4 | 真夜中も公孫樹もみぢの散りつづく |
5 | トマト畑歌声を生む雲ひとつ |
6 | 梅に瞠く薄明の母の眸か |
7 | 作り手を待ちて一面仏の座 |
8 | ものの種にぎればいのちひしめける |
9 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
10 | 梅雨どきの喉の渇きには下駄を |
11 | ありふれたところがいいね鰯雲 |
12 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
13 | 一桶の藍流しけり春の川 |
14 | 妻見舞い五階のまんまる月を待つ |
15 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
16 | 秋の波志海苔古錢の中来たり |
17 | 郭公や韃靼の日の没るなべに |
18 | 眉間の奥の鈍き固り霧降る夜 |
19 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
20 | はくれんの花に打ち身のありしあと |
21 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
22 | 大なまづ蓮の葉風に揺れてをり |
23 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
24 | 窓明り石の着こなす石蕗の花 |
25 | 子別れの鴉の儀式神の森 |
26 | 鶫死して翅拡ぐるに任せたり |
27 | 留守の家揺らさんほどに夏の鯉 |
28 | 月光に深雪の創のかくれなし |
29 | 現在も稚拙な愛なり氷菓を木の匙に |
30 | 秋風や蝶は逃げ蜂向ひくる |
31 | 十棹とはあらぬ渡しや水の秋 |
32 | 一木に千の夕日や柿の秋 |
33 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
34 | 春昼のビニールハウスよりラヂオ |
35 | 芒山うつくしかりしとのみ告げん |
36 | 朝風の棗はひかるばかりなり |
37 | たましひのたとへば秋のほたる哉 |
38 | せきをしてもひとり |
39 | 骨酒やもみづる夜の声聞かん |
40 | 苗代の密生密の密なるもの |
41 | 狛犬の謂れ聴く子や初詣 |
42 | 五月来る象の睫毛の長きこと |
43 | 戦争と畳の上の団扇かな |
44 | 病めば梅ぼしのあかさ |
45 | ナナカマドそこは日暮の行き止まり |
46 | 水打って末広がりに世を生きる |
47 | 老斑の輝いてあり里神楽 |
48 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
49 | クレマチス多彩半鐘の鳴る部落 |
50 | コソボ停戦その朝刊の梅雨湿り |
2024年4月24日 17時10分更新(随時更新中)