現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年12月12日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 子規逝くや十七日の月明に |
3 | 麦を蒔きつつキリストに近づけり |
4 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
5 | 檻の鷲寂しくなれば羽搏つかも |
6 | 痰一斗糸瓜の水も間に合はず |
7 | をととひのへちまの水も取らざりき |
8 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
9 | 意識無きひとに紅梅活けにけり |
10 | 年賀客もてなす母を愛しとも |
11 | 歌留多とる皆美しく負けまじく |
12 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
13 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
14 | 芋の露連山影を正しうす |
15 | 米寿得て彼岸此岸のみな朧 |
16 | 願ふより謝すこと多き初詣 |
17 | 柚子風呂にひたす五体の蝶番 |
18 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
19 | ひととせはかりそめならず藍浴衣 |
20 | 鶏頭や子規の眺めし角度より |
21 | 数え日を串ざしにして救急車 |
22 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
23 | 硝子戸の中の幸福足袋の裏 |
24 | 末枯れの癇脈となり畝のこる |
25 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
26 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
27 | 柚子湯して妻とあそべるおもひかな |
28 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
29 | 春寒やしばしふふみて鯛の骨 |
30 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
31 | おのづから拗ねたる昏み行々子 |
32 | 来し方を悔い無しとして年惜しむ |
33 | へんぽんと舞へぬ日の丸大旦 |
34 | 鯛の骨たたみにひらふ夜寒かな |
35 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
36 | 葛飾や桃の籬も水田べり |
37 | 八月の翳ひきずって古希揃う |
38 | 湯豆腐やいのちのはてのうすあかり |
39 | 河馬の背のごときは何ぞおでん酒 |
40 | 歳旦や虚構す文字の冴えやすし |
41 | 韮の花秩父は土の匂いして |
42 | 羅や水族館に鰭あまた |
43 | 海に出て木枯帰るところなし |
44 | 冬ざれや通夜の道問ふ知らぬ町 |
45 | 福引やティッシュ一つの福来たる |
46 | 引いてやる子の手のぬくき朧かな |
47 | 狼は亡び木霊は在ふる |
48 | かなかなにかなけり足してけふを足る |
49 | 妻いねて壁も柱も月の中 |
50 | カラスウリ風にふるえし震度4 |
2024年9月25日 10時20分更新(随時更新中)