現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年2月20日のデイリーキーワードランキング
1 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
2 | 柔肌の内なる滾り雨水かな |
3 | 籘椅子を出羽三山の前に置く |
4 | つちふるやまだうっすらと蒙古斑 |
5 | 日々重く声も大きく梅ふふむ |
6 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
7 | 多喜二忌が近し鉛筆削るにおい |
8 | ちるさくら海あをければ海へちる |
9 | くらがりに女美し親鸞忌 |
10 | あやとりの橋をちぢめし母子かな |
11 | 死なば秋露の干ぬ間ぞおもしろき |
12 | 猫柳不倫の恋を許しをり |
13 | 越の香を抱き白鳥の北帰行 |
14 | 水枕ガバリと寒い海がある |
15 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
16 | 春手套よりあらわれし手を握る |
17 | おぼろより仏のりだす山の寺 |
18 | 妻看ると職退きし友銀河濃し |
19 | ななかまど蝦夷の妻のかんざしに |
20 | 浮巣より洩るるささやき夕水輪 |
21 | 妻の指指輪ひとつもなき残暑 |
22 | 紅梅に孫の聡き目クリスタル |
23 | 貝塚のはるかなる声冬日和 |
24 | 気遅れの色纏いたり日雷 |
25 | 凩や海に夕日を吹き落す |
26 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
27 | 桟橋の春へ足跡集めゆく |
28 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
29 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
30 | 七掛けで生きし人生亀鳴けり |
31 | 荒布干す竜飛岬の音かぶり |
32 | かもめ来よ天金の書をひらくたび |
33 | 雀歩くたのしさ霜のトタン屋根 |
34 | 大杉の真下を通る帰省かな |
35 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
36 | ばか、はしら、かき、はまぐりや春の雪 |
37 | 白梅の万蕾にさすみどりかな |
38 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
39 | ミモザ咲く昨日とちがう風のあり |
40 | 初富士にかくすべき身もなかりけり |
41 | 如月の小便小僧渇き切る |
42 | 朝日煙る手中の蚕妻に示す |
43 | 余寒なほ肚をまさぐる内視鏡 |
44 | 林檎くふて牡丹の前に死なん哉 |
45 | どこからが晩年どこまでが薄氷 |
46 | 孕猫ピアノ演奏聴いてゐる |
47 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
48 | 臨終を告げ残雪をにらむ僕 |
49 | 死が見ゆるとはなにごとぞ花山椒 |
50 | 遠嶺の風の便りに降る木の実 |
2024年4月27日 13時21分更新(随時更新中)