現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年4月21日のデイリーキーワードランキング
1 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
2 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
3 | 木苺の遠い記憶を摘みにけり |
4 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
5 | 花冷の闇にあらはれ篝守 |
6 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
7 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
8 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
9 | 飽きるほど海を見てきて柏餅 |
10 | 然りながら満天星つつじのこの赤さ |
11 | 南国のこの早熟な青貝よ |
12 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
13 | わが恋は人とる沼の花菖蒲 |
14 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
15 | わが夏帽どこまで転べども故郷 |
16 | 山又山山桜又山桜 |
17 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
18 | ラケットに遠い青春リラの花 |
19 | 玉の如き小春日和を授かりし |
20 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
21 | ナーバスになる体脂肪春深し |
22 | 藍の花栞れば紅の失せにけり |
23 | 温泉煙の峰隠したるつつじかな |
24 | 今年こそ恐れず怯まず捉われず |
25 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
26 | 東風吹くや耳現はるゝうなゐ髪 |
27 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
28 | 花筏行きとどまりて夕日溜む |
29 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
30 | 白エビの皮剥く日永一尾ずつ |
31 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
32 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
33 | 秋天の下に野菊の花弁欠く |
34 | 短夜の喪服ひそかに揃へ置き |
35 | 黄沙降る街に無影の詐欺師たち |
36 | 停年を迎えし生活柳絮飛ぶ |
37 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
38 | 淡からず白夜の国のシャンデリア |
39 | 南畦祭俳句はロマン田螺鳴く |
40 | 芋の露連山影を正しうす |
41 | すかんぽの眞闇を噛んで捨てにけり |
42 | 磐石をぬく燈台や夏近し |
43 | 初東風や水平線を船が曳く |
44 | 寒林を鳥抜け象形文字のまま |
45 | 障子しめて四方の紅葉を感じをり |
46 | 分け入つても分け入つても青い山 |
47 | 花冷えにつづくリラ冷え風の幡 |
48 | 眼の細き人と半生しじみ汁 |
49 | 風呂吹の一きれづつや四十人 |
50 | ファスナーの背なに手を借る更衣 |
2024年9月19日 23時43分更新(随時更新中)