現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年12月20日のデイリーキーワードランキング
1 | 柚子風呂に聖痕のなき胸ひたす |
2 | 夕桜折らんと白きのど見する |
3 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
4 | 一行の添え書に見る年賀状 |
5 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
6 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
7 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
8 | 蝶墜ちて大音響の結氷期 |
9 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
10 | 床の間の鬼柚子一夜の伽とせる |
11 | 賀状書く心東奔西走す |
12 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
13 | 枯山の月今昔を照らしゐる |
14 | 対岸へ行くだけの橋女正月 |
15 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
16 | 重ね着の中に女のはだかあり |
17 | お庭には枯山吹や春画展 |
18 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
19 | 全身で笑ひつづける聖夜の樹 |
20 | ぶなの森冬満月を抱きたる |
21 | 墨にじむごときくれなゐ寒椿 |
22 | 未来図は直線多し早稲の花 |
23 | 湯ざめせし貌寒灯の下過ぐる |
24 | 凩や海に夕日を吹き落す |
25 | 夕桜あの家この家に琴鳴りて |
26 | 去年今年貫く棒の如きもの |
27 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
28 | 菊供養目を閉ぢ仏の香に触れむ |
29 | イエスより軽く鮟鱇を吊りさげる |
30 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
31 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
32 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
33 | 初春の旅の切符はももいろに |
34 | 星月夜一番暗い星に住み |
35 | 過去現在未来落葉の掃除かな |
36 | ひかりの野へ君なら蝶に乗れるだろう |
37 | 俳句など書いてつまらぬ賀状来る |
38 | 餅花を見上ぐるたびに華やぎて |
39 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
40 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
41 | 残雪やごうごうと吹く松の風 |
42 | この峡の水を醸して桃の花 |
43 | をととひのへちまの水も取らざりき |
44 | 草稿をたたむ二階や冬の月 |
45 | 不景気の街を操る聖樹の灯 |
46 | まだもののかたちに雪の積もりをり |
47 | この景に優るものなし初日の出 |
48 | 冬木の芽はだしでかけるうさぎ組 |
49 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
50 | 出口あり灯朧の一遺影あり |
2024年9月24日 10時57分更新(随時更新中)