現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年4月8日のデイリーキーワードランキング
1 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | 風筋のいろいろ分かれ二月尽 |
4 | 春の日やあの世この世と馬車を駆り |
5 | 夜桜やあぶない橋を渡ろうか |
6 | おそるべき君等の乳房夏来る |
7 | ある寺の障子ほそめに花御堂 |
8 | 風花の浮遊迷へる着地点 |
9 | 仏生会鎌倉の空人歩く |
10 | 合格子ひとりになれば大股に |
11 | 長き夜の楽器かたまりゐて鳴らず |
12 | 花影婆娑と踏むべくありぬ岨の月 |
13 | 花吹雪終りが見える戦中派 |
14 | 某は案山子にて候雀どの |
15 | まのあたり天降りし蝶や桜草 |
16 | 荷車の消えるまで音鎮花祭 |
17 | 夜桜やうらわかき月本郷に |
18 | 唐辛子赤くどこかでいくさあり |
19 | 子を殴ちしながき一瞬天の蝉 |
20 | 羅や人悲します恋をして |
21 | つるす衣の齢ふかれて衣紋竹 |
22 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
23 | 若鮎の二手になりて上りけり |
24 | 口々に都をどりはヨーイヤサー |
25 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
26 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
27 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
28 | 藤の雨に来し数十の靴並ぶ |
29 | 本堂の華やかなりし仏生会 |
30 | のどけしや象の背を掃く竹箒 |
31 | 炎天に溶け残りたる魚影かな |
32 | 灌ぐたび光新たに甘茶仏 |
33 | 荒々と花びらを田に鋤き込んで |
34 | 光りごと沈め師走の生簀籠 |
35 | 暗く暑く大群集と花火待つ |
36 | 多喜二忌が近し鉛筆削るにおい |
37 | 春や昔十五万石の城下哉 |
38 | 夏の暮れとは清盛のものならむ |
39 | 花冷えや老いても着たき紺絣 |
40 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
41 | かたつむりつるめば肉の食ひ入るや |
42 | ぼくだけがはみ出している盆踊り |
43 | 低い融点の軍歌がざぶざぶ来る |
44 | この道の富士になりゆく芒かな |
45 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
46 | 心電図ウサギ一列ワニ一列 |
47 | 今日ありて銀河をくぐりわかれけり |
48 | 春光や全身バネとなる園児 |
49 | お花見やあちこち電話の歩きつつ |
50 | 花筏鴨の胸にて崩れけり |
2024年4月26日 12時19分更新(随時更新中)