現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年5月24日のデイリーキーワードランキング
1 | 冬の夜の都庁見下ろす鳥獣 |
2 | 水洟や鼻の先だけ暮れ残る |
3 | 星空へ店より林檎あふれをり |
4 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
5 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
6 | 入れものが無い両手で受ける |
7 | じゃんけんで負けて螢に生れたの |
8 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
9 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
10 | 野の虹と春田の虹と空に会ふ |
11 | 芋の露連山影を正しうす |
12 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
13 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
14 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
15 | 菫程な小さき人に生れたし |
16 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
17 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
18 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
19 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
20 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
21 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
22 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
23 | 朝顔や煉瓦の中の少年期 |
24 | 灰色の象のかたちを見にゆかん |
25 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
26 | おいそれと鶯啼くな納豆掻く |
27 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
28 | 金閣にほころびのひかり苔の花 |
29 | 子の皿に塩ふる音もみどりの夜 |
30 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
31 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
32 | のたりのたりと海は死にゆく蛍草 |
33 | 山寺の正座して打つ除夜の鐘 |
34 | 草山に馬放ちけり秋の空 |
35 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
36 | 百日紅ごくごく水を呑むばかり |
37 | 鮟鱇の骨まで凍てぶちきらる |
38 | 野に出でよ見わたすかぎり春の風 |
39 | 山又山山桜又山桜 |
40 | 麦笛は父さんの声花嫁に |
41 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
42 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
43 | ねむりても旅の花火の胸にひらく |
44 | そもそものはじめは紺の絣かな |
45 | 来賓を畚に乗せて運動会 |
46 | こんなよい月を一人で見て寝る |
47 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
48 | 狐火やまこと顔にも一くさり |
49 | 雑草もあるがままなる花野かな |
50 | わが夏帽どこまで転べども故郷 |
2024年9月20日 23時37分更新(随時更新中)