現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2023年9月22日のデイリーキーワードランキング
1 | 七十路や新しき事弥生道 |
2 | オデッサもクリミアもゆめ雪の原 |
3 | 全長に回りたる火の秋刀魚かな |
4 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
5 | ひとをそしる心をすて豆の皮むく |
6 | ファンファーレ鳴る雪晴の競馬場 |
7 | 朝夕がどかとよろしき残暑かな |
8 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
9 | 溝浚いして大川に至りけり |
10 | 飛行機のずしんと降りる枯野かな |
11 | 小説を脱け出して哭く雪女 |
12 | 春や昔十五万石の城下哉 |
13 | 肩に来て人懐かしや赤蜻蛉 |
14 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
15 | くはれもす八雲旧居の秋の蚊に |
16 | 鳥わたるこきこきこきと缶切れば |
17 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
18 | つり鐘の蔕のところが渋かりき |
19 | 老人に石のつらなる秋祭 |
20 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
21 | 歌留多とる皆美しく負けまじく |
22 | 原爆忌折鶴に足なかりけり |
23 | 首出して湯の真中に受験生 |
24 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
25 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
26 | 方丈の大庇より春の蝶 |
27 | 英霊車去りたる街に懐手 |
28 | 晩節の扉はかるく石蕗の花 |
29 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
30 | 銀舎利に載せて一本干鰯 |
31 | あたたかくたんぽぽの花茎の上 |
32 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
33 | 走馬燈まはればあの世めく一間 |
34 | フアクシミリ紫雲英田一枚送りたし |
35 | かくれんぼ三つかぞえて冬となる |
36 | 蟷螂の踏まるるを見し目の乾き |
37 | ファウストを誘はんとて朧月 |
38 | 砂の如き雲流れ行く朝の秋 |
39 | たまゆらの命惜しめと銀杏散る |
40 | 十三夜乳首を紅く塗る狸 |
41 | 蜥蜴の尾鋼鉄光りや誕生日 |
42 | ものの種にぎればいのちひしめける |
43 | スケートの濡れ刃携へ人妻よ |
44 | 霜とけ島光る |
45 | 星月夜足から眠る旅疲れ |
46 | 雪降れり時間の束の降るごとく |
47 | 初撮りの心なぎゆく茅渟の海 |
48 | 千の手の一つを真似る月明かり |
49 | 帰らなんいざ草の庵は春の風 をやめる) |
50 | 住み古りて封書一通くる旱 |
2024年9月26日 21時50分更新(随時更新中)