現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年1月19日のデイリーキーワードランキング
1 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
2 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
3 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
4 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
5 | ものの種にぎればいのちひしめける |
6 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
7 | 一日もの云はず蝶の影さす |
8 | この道しかない春の雪ふる |
9 | 海に出て木枯帰るところなし |
10 | 螢獲て少年の指みどりなり |
11 | 芋煮会地の揺れて箸とまりけり |
12 | 蛍獲て少年の指みどりなり |
13 | 少年の見遣るは少女鳥雲に |
14 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
15 | 小でまりの花に風いで来たりけり |
16 | 人小さく凍てて地の揺れ思ふまま |
17 | *蝋涙の手触りに父桐の花 |
18 | につぽんは弓張るかたち鶴引けり |
19 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
20 | おらは此のしつぽのとれた蜥蜴づら |
21 | 秋風や水より淡き魚のひれ |
22 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
23 | 夢に芹摘み溜めており寒に入る |
24 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
25 | 七月の青嶺まぢかく熔鑛炉 |
26 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
27 | 帰るのはそこ晩秋の大きな木 |
28 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
29 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
30 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
31 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
32 | ピーマン切って中を明るくしてあげた |
33 | 默し立つ天守郭に朱夏の風 |
34 | 酒の肴は句敵の悪口 泡噴くビール |
35 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
36 | ある夜月に富士大形の寒さかな |
37 | 昼凪のわが言葉のみ揺るるなり |
38 | ちるさくら海あをければ海へちる |
39 | 透き水のさざめき通る山葵沢 |
40 | 病めば梅ぼしのあかさ |
41 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
42 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
43 | 草という冠リありぬ破れ傘 |
44 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
45 | 冬三日月更に呑むため別れゆく |
46 | 舟中に山を仰ぐや青嵐 |
47 | をさなごのひとさしゆびにかかる虹 |
48 | ひとすぢの秋風なりし蚊遣香 |
49 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
50 | 海照ると芽吹きたらずや雑木山 |
2024年9月19日 19時26分更新(随時更新中)