現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年2月27日のデイリーキーワードランキング
1 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
2 | せきをしてもひとり |
3 | 冬蜂の死に所なく歩きけり |
4 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
5 | 万株の菖蒲に抱かれ身を余す |
6 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
7 | 催花雨や空き家に人の出入りして |
8 | きんいろのスープを皿に抱卵期 |
9 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
10 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
11 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
12 | 朴落葉がさり音立つ夜の静寂 |
13 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
14 | ぬばたまの闇の牡丹の在りどころ |
15 | ものの芽に夜は囲まれ格納庫 |
16 | 太陽の昇る方より春の音 |
17 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
18 | 木の根明く胎児はなにを見てをるや |
19 | みんな夢雪割草が咲いたのね |
20 | 春雷や暗き廚の桜鯛 |
21 | 夜桜やひとつ筵に恋敵 |
22 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
23 | 何もかも雪に広げて農具市 |
24 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
25 | 高熱の鶴青空に漂へり |
26 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
27 | 地虫出づふさぎの虫に遅れつつ |
28 | 海に出て木枯帰るところなし |
29 | まぼろしの鹿はしぐるるばかりなり |
30 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
31 | 励み鳴くちちろ都心のターミナル |
32 | 伊予柑の手秤でよし朝の市 |
33 | 目刺し焼くここ東京のド真中 |
34 | 山国の蝶を荒しと思はずや |
35 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
36 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
37 | どちらかと言へば老樹の花の下 |
38 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
39 | 雪残る頂き一つ国境 |
40 | 冬の蜂ころび無傷の空のこす |
41 | メチャクチャ眠い春光 |
42 | 今年こそ恐れず怯まず捉われず |
43 | へうへうとして水を味はふ |
44 | 嗚呼神様オリンピックの冬の陣 |
45 | 校門を出て無口なる卒業子 |
46 | 雑炊もみちのくぶりにあはれなり |
47 | むらさきになりゆく二羽の青鷹 |
48 | 回想の八重九重に夜の梅 |
49 | 落雷が刺す人心の倦むあたり |
50 | ものの種にぎればいのちひしめける |
2024年9月25日 06時00分更新(随時更新中)