現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年7月25日のデイリーキーワードランキング
1 | 原爆許すまじ蟹かつかつと瓦礫あゆむ |
2 | 氷菓互ひに中年の恋ほろにがき |
3 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
4 | 無礼なる妻よ毎日馬鹿げたものを食わしむ |
5 | 白川村夕霧すでに湖底めく |
6 | 白魚のさかなたること略しけり |
7 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
8 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
9 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
10 | 鶏たちにカンナは見えぬかもしれぬ |
11 | 海に出て木枯帰るところなし |
12 | いつまで在る機械の中のかがやく椅子 |
13 | 牡丹百二百三百門一つ |
14 | 雷鳴に間髪入れず雨の音 |
15 | 葱の花の天ぷらのいろ喪の家族 |
16 | くもることわすれし空のひばりかな |
17 | 鶴啼くやわが身のこゑと思ふまで |
18 | 笹掻きを余寒の水に散らしゐる |
19 | 纏足を解かれて夏の蝶生れる |
20 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
21 | 方丈の大庇より春の蝶 |
22 | そもそものはじめは紺の絣かな |
23 | 春の猫薄刃のような水を飲む |
24 | 露草や飯吹くまでの門歩き |
25 | サングラス掛けて妻にも行くところ |
26 | ほどほどにならぬが自然梅雨出水 |
27 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
28 | 除夜そして一碧楼忌鐘を打つ |
29 | 精霊の宿りしや水陽炎える |
30 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
31 | 身めぐりを雪だか蝶だか日暮まで |
32 | 逃水は亡き娘の現るる如くなり |
33 | 天上にはや秋の雲忌を修す |
34 | ポケットに春を匿っている筈だ |
35 | あだし野の蜩やまぬまま 灯刻 |
36 | 一湾の潮しづもるきりぎりす |
37 | よく晴れて少しつめたき桃の村 |
38 | 乳母車夏の怒濤によこむきに |
39 | 霧の中より森番現るる |
40 | 東国という傲慢の白梅である |
41 | 屈折は水の言霊芦の角 |
42 | 青田風入るる晝餉の通し土間 |
43 | 苗代に落ち一塊の畦の土 |
44 | 俄雪にわかに父母も戦場も |
45 | 赤富士の胸乳ゆたかに麦の秋 |
46 | 正体は猿楽町の蝶だった |
47 | たんぽぽや長江濁るとこしなへ |
48 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
49 | 兎も片耳垂るる大暑かな |
50 | のうぜん花一際高き長屋門 |
2025年8月29日 07時36分更新(随時更新中)