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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2009年6月9日のデイリーキーワードランキング

1

流れ行く大根の葉の早さかな
2

赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり
3

青梅やずぶ濡れの山すぐそばに
4

いくたびも雪の深さを尋ねけり
5

月光ほろほろ風鈴に戯れ
6

降る雪や明治は遠くなりにけり
7

ミス卑弥呼準ミス卑弥呼桜咲く
8

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
9

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
10

青蛙おのれもペンキぬりたてか
11

お涅槃のくすぐりっこの少女たち
12

外にも出よ触るるばかりに春の月
13

蝶々のもの食ふ音の静かさよ
14

万緑の中や吾子の歯生え初むる
15

山越える山のかたちの夏帽子
16

咳の子のなぞなぞあそびきりもなや
17

八月のうぐひす幽し嶽の裏
18

藍浴衣夜風自在に家通る
19

あをあをとこの世の雨のははきぐさ
20

鶏頭の十四五本もありぬべし
21

ひととせはかりそめならず藍浴衣
22

わが恋は人とる沼の花菖蒲
23

運ばるる氷の音の夏料理
24

阿蘇の嶮此処に沈めり谷の梅
25

水洟や鼻の先だけ暮れ残る
26

せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ
27

あえかなる薔薇撰りをれば春の雷
28

雪谿や立山颪鳴り渡り
29

鮟鱇の骨まで凍てぶちきらる
30

昼顔は誰も来ないでほしくて咲く
31

早苗饗のいちにち湯野の湯の熱き
32

玫瑰や今も沖には未来あり
33

嫁ぐ妹と蛙田を越え鉄路を越え
34

くろがねの秋の風鈴鳴りにけり
35

野の虹と春田の虹と空に会ふ
36

夏の海水兵ひとり紛失す
37

昼顔と母を忘れていたりけり
38

山開きたる雲中にこころざす
39

父がつけしわが名立子や月を仰ぐ
40

ものの芽のあらはれ出でし大事かな
41

母の日のてのひらの味塩むすび
42

夏草に気罐車の車輪来て止る
43

娘とは嫁して他人よ更衣
44

赤い椿白い椿と落ちにけり
45

バスを待ち大路の春をうたがはず
46

百代の過客しんがりに猫の子も
47

古手拭蟹のほとりに置きて糞る
48

糸瓜咲て痰のつまりし仏かな
49

ものの芽に夜は囲まれ格納庫
50

昼蛙なれもうつつを鳴くものか


2024年9月25日 18時50分更新(随時更新中)
 

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