現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2008年9月18日のデイリーキーワードランキング
1 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
2 | 瀧落ちて群青世界とどろけり |
3 | 曼珠沙華あつけらかんと道の端 |
4 | 其中に金鈴をふる虫一つ |
5 | くらやみに蝌蚪の手足が生えつつあり |
6 | 地の涯に倖せありと来しが雪 |
7 | 夏の海水兵ひとり紛失す |
8 | 嬰児泣く雪中の鉄橋白く塗られ |
9 | 枯木立月光棒のごときかな |
10 | くらがりの合歓を知りゐる端居かな |
11 | 六月の真夜の家裂く金の馬 |
12 | 日の障子太鼓の如し福寿草 |
13 | 邇ォ瑰や今も沖には未来あり |
14 | あざけりを浴びるごと昼冴返る |
15 | くずざくら外階段を降りてくる |
16 | くらがりに歳月を負ふ冬帽子 |
17 | くるぶしの際ぬけてゆく春の水 |
18 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
19 | とんぼ連れて味方あつまる山の国 |
20 | 今の間のおういぬふぐり聖人去り |
21 | 地を出る満月廃砲塁にわが身暮れる |
22 | 地下鉄に後頭並び敗戦忌 |
23 | 地虫出る剃りあとにメンソレータム |
24 | 彼の世は親し風鈴がひとつ鳴り |
25 | 教会の冷たき椅子を拭く仕事 |
26 | 早苗饗のいちにち湯野の湯の熱き |
27 | 死化粧して水色桔梗なりぬ |
28 | 灯台のように遠くて裸足です |
29 | 空蝉に真昼の海が残っている |
30 | 縄とびの寒暮傷みし馬車通る |
31 | 親子笑えり一心に切る紙キリスト |
32 | 颱風や守宮は常の壁を守り |
33 | 鴨を煮て素顔の口に運ぶなり |
34 | あかがねの村人過ぎるざんざ降り |
35 | いきいきと三月生る雲の奧 |
36 | おそるべき君等の乳房夏来る |
37 | おにはにはにはにはとりがゐるはるは |
38 | からだの風景を鷹が舞っている |
39 | きつねつき風吹き居れば反応す |
40 | きのうより大きな真昼白山茶花 |
41 | きよお!と喚いてこの汽車はゆく新緑の夜中 |
42 | きりぎりす腰紐ゆるめ寝ころべば |
43 | きりぎりす足元の草直立し |
44 | きりぎりす隣の臼のやみにけり |
45 | きれぎれの風が吹くなり菖蒲園 |
46 | きんぴらとなつて牛蒡のひとつまみ |
47 | ぎらぎらの祭り皿類晴れわたり |
48 | くすぶりてゐしが一気に火の落葉 |
49 | くちびるに夜霧を吸へりあまかりき |
50 | くちびるをむすべる如き夏の空 |
2024年9月24日 22時32分更新(随時更新中)