現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年6月4日のデイリーキーワードランキング
1 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
2 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
3 | 牡丹百二百三百門一つ |
4 | 紫は水に映らず花菖蒲 |
5 | 海に出て木枯帰るところなし |
6 | 虫簸り一番星を光らしむ |
7 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
8 | 三人が泉を濁し四人去る |
9 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
10 | 郭公や道はつらぬく野と雲を |
11 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
12 | 軍鼓鳴り/荒涼と/秋の/痣となる |
13 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
14 | 向日葵の大声でたつ枯れて尚 |
15 | あやまちはくりかへします秋の暮 |
16 | まぼろしの花湧く花のさかりかな |
17 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
18 | 蜂の眼にわれはさびしき銀河かな |
19 | 高空は疾き風らしも花林檎 |
20 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
21 | 太陽の出でて没るまで青岬 |
22 | 透きとほる一番星や夏立ちぬ |
23 | 奉公にゆく誰彼や海蠃廻し |
24 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
25 | ものの種にぎればいのちひしめける |
26 | だんだんに祖父の本気や水鉄砲 |
27 | 夕釣や蛇のひきゆく水脈あかり |
28 | 硯洗ふ墨あをあをと流れけり |
29 | 梅雨の雀走り貯炭の泥廣場 |
30 | 春の月ありしところに梅雨の月 |
31 | 月にひびかひ木曽節は男唄 |
32 | さよならと梅雨の車窓に指で書く |
33 | 冴返るとは取り落とすものの音 |
34 | 初秋の蝗つかめば柔らかき |
35 | 摩天楼より新緑がパセリほど |
36 | 草紅葉ひとのまなざし水に落つ |
37 | まづ拝む窓の遠富士初稽古 |
38 | とある朝 ボレロのような秋の雲 |
39 | 片虹や首の根ふかくしめりをり |
40 | ゆく春や古りしピアノに古し椅子 |
41 | 少年の遠まなざしや日脚のぶ |
42 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
43 | 三人の見方が同じ枝垂れ梅 |
44 | 満開のふれてつめたき桜の木 |
45 | ふりしきる雨となりけり蛍籠 |
46 | ひかり捨てひかり捨て鴨引きゆけり |
47 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
48 | 水鉄砲この子等兵にさすまじと |
49 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
50 | われにつきゐしサタン離れぬ曼珠沙華 |
2024年4月26日 23時26分更新(随時更新中)