現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2019年3月6日のデイリーキーワードランキング
1 | てのひらの水の珠玉よ青葉騒 |
2 | ほろほろと泣き合ふ尼や山葵漬 |
3 | 闇よりも花の霊気に踏み迷ふ |
4 | 雀子や走りなれたる鬼瓦 |
5 | 嗚呼と言えば淋しい蛇が穴を出る |
6 | をみなとはかかるものかも春の闇 |
7 | 摩周湖のこよなくあをし霧の花 |
8 | 子規庵のユスラの実お前達も貰うて来た |
9 | つくつくし縁側に置く回覧板 |
10 | ああといひて吾を生みしか大寒に |
11 | 山茶花の散りつぐ野外コンサート |
12 | ものの影ものに添いいる良夜かな |
13 | 雪虫や父郷と母郷隣りあふ |
14 | 伝言板の空白を鳴く昼ちちろ |
15 | ハルシオンそは寒き夢紡がしむ |
16 | 嗚呼神様オリンピックの冬の陣 |
17 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
18 | 前世もひとり見ていた冬落暉 |
19 | ああみんなわかものなのだ天の川 |
20 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
21 | せきをしてもひとり |
22 | 蠅叩きの上にきている別の蠅 |
23 | ああ大和にし白きさくらの寝屋に咲きちる |
24 | 郷愁を舌にころがすさくらんぼ |
25 | ああ言へばかう言ふ年の又明くる |
26 | ああ弥生ばらまかれたる焼夷弾 |
27 | ああ小春我等涎し涙して |
28 | 耳かきが鼓膜に触れて秋の暮 |
29 | 吾在りて泛ぶ薄氷聲なき野 |
30 | ああ暗い煮詰まっているぎゅうとねぎ |
31 | 精神はぽつぺんは言うぞぽつぺん |
32 | そこだけ明るいキツネの絵本彼岸過ぎ |
33 | ああと言ふもあつと思ふも秋の風 |
34 | 泣き声もいやしの一つ桃の花 |
35 | 俎に大年の水走らせる |
36 | なほ北へ行けとのしるべ枯野駅 |
37 | ひと仰ぐたび殺気立つ寒の滝 |
38 | 読み継ぎていつか蟲の夜放浪記 |
39 | 穴まどひするりと人の過去かくす |
40 | 旗らしきもの立て午後の氷菓売り |
41 | 極月の黒猫の足細りけり |
42 | 山彦の二人三脚風薫る |
43 | 海風の最前列に葱坊主 |
44 | のどけしや首つままれて醤油瓶 |
45 | 思想までレースで編んで 夏至の女 |
46 | じっとして待つのも力冬木の芽 |
47 | みづうみのみなとのなつのみじかけれ |
48 | 湯上りの肌の匂へり夕ざくら |
49 | 放射能雨むしろ明るし雜草と雀 |
50 | 船の名の月に読まるる港かな |
2024年9月19日 16時30分更新(随時更新中)