現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2023年2月13日のデイリーキーワードランキング
1 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
2 | 朱欒割りサド侯爵の忌を修す |
3 | 七夕や髪ぬれしまま人に逢ふ |
4 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
5 | 海に出て木枯帰るところなし |
6 | 思はずもヒヨコ生れぬ冬薔薇 |
7 | 訪ね来し 淡墨桜のオーラかな |
8 | あたたかなふたりの吾子を分け通る |
9 | 蛍籠昏ければ揺り炎えたたす |
10 | 春蘭の花とりすつる雲の中 |
11 | 鱚釣りや青垣なせる陸の山 |
12 | みちのくの星入り氷柱われに呉れよ |
13 | 化野は風の遊び場秋深む |
14 | 逝きにけり冬三日月の綺羅を負い |
15 | 金粉をこぼして火蛾やすさまじき |
16 | 萩の風何か急かるる何ならむ |
17 | 障子あけて置く海も暮れきる |
18 | 倒されている自転車を寒という |
19 | 啓蟄やピアノに高きオクターブ |
20 | 蝶々のもの食ふ音の静かさよ |
21 | 陽炎に大事なものを忘れけり |
22 | ものの種にぎればいのちひしめける |
23 | 木の根明く胎児はなにを見てをるや |
24 | 雪まじり雨は首から骨に入る |
25 | 秋の航一大紺円盤の中 |
26 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
27 | 冬会津赤い糸巻贖えり |
28 | 榛名山大霞して真昼かな |
29 | ある時は月を古仏となしにけり |
30 | 鈴おとのかすかにひびく日傘かな |
31 | 梅二月ひかりは風とともにあり |
32 | わさび田が押し入つて来て暗い眼窩 |
33 | ふはふはのふくろうの子のふかれをり |
34 | 露の虫大いなるものをまりにけり |
35 | 一対か一対一か枯野人 |
36 | 紅梅や枝々は空奪いあひ |
37 | 首あげて折々見るや庭の萩 |
38 | 冬枯の中を流るる水の照り |
39 | 雪晴れてわが冬帽の蒼さかな |
40 | ナナカマドそこは日暮の行き止まり |
41 | 運命は笑ひ待ちをり卒業す |
42 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
43 | 稲の世を巨人は三歩で踏み越える |
44 | 三寒の瀧と四温の枯木灘 |
45 | ちゃんまいろとは魁の土地言葉 |
46 | しぐるるや目鼻をわかず火吹竹 |
47 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
48 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
49 | 土手を外れ枯野の犬となりゆけり |
50 | さやうなら笑窪荻窪とろろそば |
2024年9月26日 16時05分更新(随時更新中)