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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2017年1月2日のデイリーキーワードランキング

1

酉年の酉の街ゆきはぐれけり
2

去年今年貫く棒の如きもの
3

犀・象の初夢なれば明日もまた
4

大空に羽子の白妙とどまれり
5

ひとり言聞く人のゐし松の内
6

初富士の大きかりける汀かな
7

餅も好き酒もすきなりけさの春
8

たんぽぽや日はいつまでも大空に
9

女坂箱根駅伝男坂
10

万緑の中や吾子の歯生え初むる
11

せきをしてもひとり
12

がんばるわなんて言うなよ草の花
13

時鳥厠半ばに出かねたり
14

初富士にかくすべき身もなかりけり
15

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
16

春尽きて山みな甲斐に走りけり
17

初暦知らぬ月日は美しく
18

新玉の雫のごとく城ケ島
19

星空へ店より林檎あふれをり
20

桐一葉日当りながら落ちにけり
21

スケートや青くかなしき空の魚
22

時ものを解決するや春を待つ
23

悪なれば色悪よけれ老の春
24

逢いたくて泣きたくて菜の花になる
25

初夢のいきなり太き蝶の腹
26

乳母車夏の怒濤によこむきに
27

後期高齢者の海色のサングラス
28

冬かもめ真昼は大きな忘れもの
29

ものの種にぎればいのちひしめける
30

笑ふかに泣くかに雛の美しく
31

ぜんまいののの字ばかりの寂光土
32

無方無時無距離砂漠の夜が明けて
33

金星のまたたき釣瓶落しかな
34

百色を使い果せり濃紫陽花
35

たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ
36

よろこべばしきりに落つる木の実かな
37

高嶺星蚕飼の村は寝しづまり
38

初夢につかみて声のやうなもの
39

山焼きの火の色太古よりの色
40

雪空へ祈る寺院の鐘の音
41

寄生木やしづかに移る火事の雲
42

柊の花一本の香りかな
43

やり羽子や油のやうな京言葉
44

日を射よと草矢もつ子をそそのかす
45

枯れ蓮の枯れ切るところ幾柱
46

冬日燦津軽の色に戦慄す
47

鷹の目の佇む人に向はざる
48

またもとの二人となりて雑煮喰ぶ
49

金亀子 擲つ闇の 深さかな
50

金獲たり本の神田の雁高し


2024年9月25日 06時08分更新(随時更新中)
 

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