現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年12月5日のデイリーキーワードランキング
1 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
2 | 白菜のみな尻向けて積まれたる |
3 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
4 | 日本海に稲妻の尾が入れられる |
5 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
6 | 萩繚乱そろそろ夜叉になるつもり |
7 | 春暁や水ほとばしり瓦斯燃ゆる |
8 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
9 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
10 | うるはしき入水図あり月照忌 |
11 | 実朝の歌ちらと見ゆ日記買ふ |
12 | おもうさまふりてあがりし祭かな |
13 | 初富士にかくすべき身もなかりけり |
14 | われとわが虚空に堕ちし朝寝かな |
15 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
16 | 起立、礼! 優等生の秋刀魚かな |
17 | 花騒のトンネルを出て手をつなぐ |
18 | 海に出て木枯帰るところなし |
19 | 水中の河馬が燃えます牡丹雪 |
20 | 凩や海に夕日を吹き落す |
21 | 蕗の薹おもひおもひの夕汽笛 |
22 | 白詰草特急列車の寢台に |
23 | はくれむの自刃を風の誘ひけり |
24 | 去りがてに白魔となりて寒明くる |
25 | 月の砂漠旅のらくだは撃たれけり |
26 | 重ね着の中に女のはだかあり |
27 | 寒の水含みてひらく味蕾かな |
28 | 曲りたる時間の外へ蝸牛 |
29 | 雪国の太陽白し塒山 |
30 | あちこちにふえし才女や葱坊主 |
31 | 松が枝に一夜名残りの明けの月 |
32 | 一日もの云はず蝶の影さす |
33 | この道しかない春の雪ふる |
34 | 太郎月の太朗のお年玉いちふらん |
35 | 耶蘇名はイオアン逝けり寒満月 |
36 | 身の内の透けゆく紅葉明かりかな |
37 | 冬の街悲鳴に寄ればおのれなり |
38 | 茅枯れてみづがき山は蒼天に入る |
39 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
40 | 風ぬくし旅半ばより亡き子見ゆ |
41 | アイスホッケー眉間の傷を勲章に |
42 | 開運の根付ぽろりと猫の目草 |
43 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
44 | ダイヤモンドダスト見詰めて目の熱き |
45 | 雪散るや千曲の川音立ち来り |
46 | あさまらのめでたき春となりにけり |
47 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
48 | 除夜の鐘襷かけたる背後より |
49 | 芋の露連山影を正しうす |
50 | 草氷柱早く嫌ひになりたくて |
2024年4月24日 02時44分更新(随時更新中)