現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2019年11月15日のデイリーキーワードランキング
1 | マリが住む地球に原爆などあるな |
2 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
3 | 鶏たちにカンナは見えぬかもしれぬ |
4 | 夏の海水兵ひとり紛失す |
5 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
6 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
7 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
8 | ああ小春我等涎し涙して |
9 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
10 | 金亀子擲つ闇の深さかな |
11 | 玉音を理解せし者前に出よ |
12 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
13 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
14 | 満天の星に旅ゆくマストあり |
15 | 風の尾につかまっている赤蜻蛉 |
16 | 芋の露連山影を正しうす |
17 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
18 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
19 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
20 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
21 | 瑞照りの蛇と居りたし誰も否 |
22 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
23 | 死なうかと囁かれしは蛍の夜 |
24 | 一桶の藍流しけり春の川 |
25 | 一湾の潮しづもるきりぎりす |
26 | 蟇誰かものいへ声かぎり |
27 | ふりいでし雨の水輪よ休暇果つ |
28 | 鬼柚子がでくでく熟れて坂の家 |
29 | 選り好みしても鮟鱇同じ貌 |
30 | 海に出て木枯帰るところなし |
31 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
32 | 冬薔薇や賞与劣りし一詩人 |
33 | 白雲と冬木と終にかかはらず |
34 | 鶴舞ふや日は金色の雲を得て |
35 | 白雲や家の柱をのぼる虫 |
36 | 蟇轢かれやがていつもの土となる |
37 | 銃後といふ不思議な町を丘で見た |
38 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
39 | 永遠は即瞬間や油虫 |
40 | 月の夜の柱よ咲きたいならどうぞ |
41 | 憲兵の前で滑つて転んぢやつた |
42 | まんじゆしやげ昔おいらん泣きました |
43 | 恋人を待たせて拾ふ木の実かな |
44 | けふ我は揚羽なりしを誰も知らず |
45 | 絡む糸秋天へ向けほぐすかな |
46 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
47 | われは恋ひきみは晩霞を告げわたる |
48 | 荒海を借景として桃の花 |
49 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
50 | 晩鐘や雨雲走り雪になる |
2024年9月23日 02時30分更新(随時更新中)