現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年10月20日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 星空へ店より林檎あふれをり |
3 | 大空に又わき出でし小鳥かな |
4 | 葱鮪汁 僕の昭和の遠ざかる |
5 | 壮行や深雪に犬のみ腰をおとし |
6 | 水枕ガバリと寒い海がある |
7 | 枕三つ叩いて寝れば宝船 |
8 | いなびかり北よりすれば北を見る |
9 | せきをしてもひとり |
10 | 一月の川一月の谷の中 |
11 | よろこべばしきりに落つる木の実かな |
12 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
13 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
14 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
15 | 親友の逝く鶯鳴くを待たずして |
16 | 吾子と寝て丈半分の温みかな |
17 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
18 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
19 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
20 | 秋風や殺すにたらぬ人ひとり |
21 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
22 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
23 | 落花浴び五百羅漢はみな男 |
24 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
25 | 奥入瀬を拔け来し田水落しけり |
26 | 花の雲より泛び出て姫路城 |
27 | 自己顕示やたらに強し金木犀 |
28 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
29 | いはれなくけふ頸燃えて五月逝く |
30 | 雪国雪はじめおわりのなきごとく |
31 | 寂莫の鳥の群れみる秋夕日 |
32 | 表情にかすかな翳り草紅葉 |
33 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
34 | 夕ぐれの葛飾道の落穂かな |
35 | 忽必烈の名を轟かし田水沸く |
36 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
37 | ねんねこの子に吊革のよく揺れる |
38 | キッチンの冬日ざくざく切りにけり |
39 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
40 | ラ・フランス時々パリの方を見る |
41 | 吾亦紅少しはなれてくれてゐる |
42 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
43 | 柿色の柿の家までおどりおどり |
44 | 明日死ぬ妻が明日の炎天嘆くなり |
45 | 散りいそぐ椿の赤い深呼吸 |
46 | 八月や六日九日十五日 |
47 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
48 | たかだかとあはれは三の酉の月 |
49 | 口ごもる男うつくし掛大根 |
50 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
2024年5月9日 19時37分更新(随時更新中)