現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年4月2日のデイリーキーワードランキング
1 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
2 | 花冷の闇にあらはれ篝守 |
3 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
4 | 終戦の夜汽車愛と死立ちて読む |
5 | 夫にして悪友なりし榾を焼く |
6 | かたまつて薄き光の菫かな |
7 | 喫泉に口あまやかす雪のなか |
8 | さくら咲き心足る日の遠まわり |
9 | 風に落つ楊貴妃桜房のまま |
10 | もてあます首の長さや苗代寒 |
11 | あざけりを浴びるごと昼冴返る |
12 | 鉛筆の遺書ならば忘れ易からむ |
13 | 白き巨船きたれり春も遠からず |
14 | 朝立や馬のかしらの天の川 |
15 | 頭の中に藤ゆれてゐる鯛田麸 |
16 | 大木にして南に片紅葉 |
17 | 女学生の黒き靴下聖夜ゆく |
18 | 蜥蜴の切れた尾がはねている太陽 |
19 | 短夜の浮藻うごかす小蝦かな |
20 | 鴨を煮て素顔の口に運ぶなり |
21 | ゆるぎなく妻は肥りぬ桃の下 |
22 | 喫泉に顔打たす人を裏切るべく |
23 | 海鳴りのはるけき芒折りにけり |
24 | 満月に目をみひらいて花こぶし |
25 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
26 | ひとりごちひとり荒べる鮟鱇鍋 |
27 | 底がぬけた柄杓で水を呑まうとした |
28 | 俺に是非を説くな激しき雪が好き |
29 | 草木より人翻る雁渡し |
30 | 花烏賊の自爆するときりりと鳴く |
31 | 田に水が入り千枚の水鏡 |
32 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
33 | 山桜雪嶺天に声もなし |
34 | かの鷹に風と名づけて飼ひ殺す |
35 | 重ね着の中に女のはだかあり |
36 | 大空に又わき出でし小鳥かな |
37 | 逝く秋のからくれなゐの心意気 |
38 | さくら咲くことを忘れて日が沈む |
39 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
40 | 若葉わさわさ風におどる喜び |
41 | 家々や菜の花いろの燈をともし |
42 | 目つむりていても吾を統ぶ五月の鷹 |
43 | つねに一二片そのために花篝 |
44 | コスモスなどやさしく吹けど死ねないよ |
45 | 墓にかけ余りし水で顔洗う |
46 | 雁の束の間に蕎麦刈られけり |
47 | 道作りみなひだるしやみちをしへ |
48 | 裸子がわれの裸をよろこべり |
49 | 麦踏みのまたはるかなるものめざす |
50 | 春霰たばしる馬酔木花垂りぬ |
2024年4月26日 13時22分更新(随時更新中)