現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年3月17日のデイリーキーワードランキング
1 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
2 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
3 | 地に低く幸せありと福寿草 |
4 | 海に出て木枯帰るところなし |
5 | 若鮎の二手になりて上りけり |
6 | とまり木に隠れ心や西行忌 |
7 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
8 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
9 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
10 | 垂れ髪に雪をちりばめ卒業す |
11 | 重ね着の中に女のはだかあり |
12 | 犬一猫二われら三人被爆せず |
13 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
14 | 花冷の闇にあらはれ篝守 |
15 | チエルノブイリ夜の菫のその先に |
16 | むれ落ちて楊貴妃桜尚あせず |
17 | 葡萄食ふ一語一語の如くにて |
18 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
19 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
20 | 秋沒り日海境遠く緋に染めて |
21 | 初蝶来何色と問ふ黄と答ふ |
22 | 行けど行けど一頭の牛に他ならず |
23 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
24 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
25 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
26 | 揚羽生まれ翔び立つ風を待ちてあり |
27 | うたかたの夢の名残や春の雪 |
28 | 野旋行や二升五合の握りめし |
29 | 食べてゐる牛の口より蓼の花 |
30 | 霜の墓抱き起されしとき見たり |
31 | 睦ごとはこのごろとんと桜餅 |
32 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
33 | 雷裂けて全山震ふ吉野杉 |
34 | 見殺や/じつに静かに/百鳴る銅鑼 |
35 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
36 | 春ひとり槍投げて槍に歩み寄る |
37 | 涅槃図に人畜の声及ばざる |
38 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
39 | いなびかり北よりすれば北を見る |
40 | 春星の放哉春月の山頭火 |
41 | がらがらとあさりを洗ふ春の音 |
42 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
43 | 竜の玉俳句は降りてこなかった |
44 | 春灯にひとりの奈落ありて座す |
45 | 残雪やごうごうと吹く松の風 |
46 | 百代の過客しんがりに猫の子も |
47 | 朝焼けの時刻表から上高地 |
48 | なにほどの快楽か大樹揺れやまず |
49 | 黒猫の子のぞろぞろと月夜かな |
50 | 天の川喉うつとり廃墟かな |
2024年9月21日 14時44分更新(随時更新中)