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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2017年7月12日のデイリーキーワードランキング

1

バスを待ち大路の春をうたがはず
2

万緑の中や吾子の歯生え初むる
3

どの子にも涼しく風の吹く日かな
4

赤い椿白い椿と落ちにけり
5

せきをしてもひとり
6

金剛の露ひとつぶや石の上
7

冬菊のまとふはおのがひかりのみ
8

跳箱の突き手一瞬冬が来る
9

肉体は死してびつしり書庫に夏
10

桐一葉日当りながら落ちにけり
11

菜の花がしあはせさうに黄色して
12

星空へ店より林檎あふれをり
13

来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり
14

六月の氷菓一盞の別れかな
15

夏の風邪指人形にかしづかれ
16

遠雷やはづしてひかる耳かざり
17

萬緑の中や吾子の歯生え初むる
18

青蛙おのれもペンキぬりたてか
19

日と月のごとく二輪の寒椿
20

遠泳や高波越ゆる一の列
21

猫じゃらししゃららん即興音快調
22

白富士をわなげの的に裾野の子
23

つきぬけて天上の紺曼珠沙華
24

算術の少年しのび泣けり夏
25

ちるさくら海あをければ海へちる
26

なわとびの縄の中なる青山河
27

芋の露連山影を正しうす
28

がんばるわなんて言うなよ草の花
29

咳の子のなぞなぞあそびきりもなや
30

くろがねの秋の風鈴鳴りにけり
31

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
32

花神の時宙に崩るるゆりかもめ
33

露の玉蟻たぢたぢとなりにけり
34

用水のたそがれ永し通し鴨
35

雲の峰いくつ崩れて月の山
36

花に酔う人のうしろの馬笑う
37

在るという朝のはじまり花三分
38

入れものが無い両手で受ける
39

羅や人悲します恋をして
40

外にも出よ触るるばかりに春の月
41

匙なめて童たのしも夏氷
42

梨咲くと葛飾の野はとの曇り
43

ところてん煙のごとく沈みをり
44

鳥も稀の冬の泉の青水輪
45

いくたびも雪の深さを尋ねけり
46

鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる
47

さくら貝ひと粒海を負うかたち
48

凧ひとつ浮かぶ小さな村の上
49

ふりむけば障子の桟に夜の深さ
50

金亀子 擲つ闇の 深さかな


2024年4月19日 06時43分更新(随時更新中)
 

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